ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

西原宏一_メルマガ取材記事
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

期待ハズレな雇用統計でドル円も大失速、
反応を見極めたい今晩の海外市場

2013年08月05日(月)16:08公開 (2013年08月05日(月)16:08更新)
持田有紀子

投資情報充実の外為どっとコム!当サイト口座開設者限定キャンペーン実施中!

 金曜日は注目されたアメリカの雇用統計だった。すでにADP指数や失業保険のデータが良かったことで、本番の雇用統計も良い結果が出るのではないかとの期待が先行。米国株は歴史的な高値水準に張り付いたままであり、日本株も強い。日経先物は木曜日と金曜日の昼間のセッションまでで1000円くらいも上昇しており、リスクテークの強さがうかがえる。そしてドル円も99円台の中盤から後半へ。いつでも100円台に乗せてきてもおかしくない状況で結果発表を迎えることとなった。

 ユーロドルも1.3200アラウンドまで下がってきているので、形の上ではドルの全面高。そしてアメリカの長期金利も緩和縮小を織り込むかのように利回りが上昇。10年ものの利回りは2.74%台まで上がってきており、これは緩和縮小の話が出てきて以来の最高水準でもある。すでにリスクテークの方向でかなりのポジションが積み上がっていると思われる状況だ。

 私は数字の出る前にポジションを作ってしまうのはギャンブルのようなものだと考えているので、基本的には結果が出てから動くのを旨としている。しかし、いかにもドルも株も買われ過ぎだとおも思われる。もちろん「買われ過ぎ」だなどと傲慢にレベルの評価をするつもりはない。ただそう簡単にペイロールが20万人を越えてくるとは思われない。決算発表のシーズンを経過している最中にも、どこの大手も雇用をドラスティックに増やしたとは聞こえてこなかったからだ。

 まあ、仮に20万人とか出てきた場合は機械的に損切ればよいだろうと思い直し、ドル円のショートで勝負。99.83で売り込んでいった。買い戻しのストップ注文は100.00で置いておいて。またドル買いの展開になってしまって、私のドル円が買い戻させられる場合には、ユーロドルももっと下がるだろう。そういうわけでヘッジというわけではないが、ユーロドルのショートメーキングのストップ注文を1.3185で置いておいた。これは東京時間での安値のちょっと外側。これを付ければ、ドル高の勢いに乗って、1.31台の前半まで走るかもしれない。瞬間芸になるかもしれないので、1.3105でも利食いになるビッドを入れておく。

 さて結果は、就業者数が16万人台の増加にとどまった。これはコンセンサスであった18万人台をかなり下回るものであった。その一方で失業率は改善を示しており、7.4%。直後の反応で目立ったのは、米国債の利回り低下である。これで9月のFOMCでは緩和縮小はなくなったのだという観測が台頭したことがわかる。そして為替相場ではドル売りへ。

 私のドル円のストップロスはつかずに99円台のミドルを下回ってきた。その代わりにユーロドルも上昇に向かい、こちらもストップ注文はつかなかったので、ユーロのポジションは出来なかった。さっそく不要となったユーロ関連の注文をキャンセルし、それでドル円の動向に専念することに。

 しかし瞬間的に99円ちょうどを割り込んだものの、すぐに反発。肝心の米国株がそれほども下がっていないのだ。これではまたリスクテークがぶり返すのではないかという危惧が生ずる。私も仕方なく99.27で買い戻したが、ここで利食いを我慢できなかったために、その後の再度の下げにはついていけなかった。

 ドル円はその後98円台に定着した感があり、ドル安の流れが明確になってニューヨーククローズを迎えた。緩和縮小がなくなったということもあるだろうが、米国株は金融的な側面から買いを集めて、歴史的な高値を更新、そのまま高値引けした。

 今晩は雇用統計の結果を見極める一日となるだろう。ドル安と長期金利の低下はリスク回避の局面を示唆しているが、米国株が高いのでリスク許容度は減退していないだろう。株価だけが反対の反応をしているわけだが、それが緩和期待だけで値持ちするのかどうかである。それが反転・下落に向かうようであれば、いっそうのリスク回避が進むものと思われる。動き出すのはニューヨーク時間からだろうか。


日本時間 15時30分
 


取引コストで比べる スワップポイントで比べる
キャンペーンで比べる 人気ランキングで比べる
最低取引単位で比べる FX会社比較トップページへ
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング)
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.3pips原則固定 1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
【総合3位】 楽天証券「楽天FX」
楽天証券「楽天FX」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定 0.4pips原則固定 1000通貨 28ペア
【楽天証券「楽天FX」のおすすめポイント】
業界上位水準のスプレッドと、株取引で培ったノウハウが活かされた、取引環境の良さが魅力のFX口座です。取引量に応じて楽天ポイントが貯まるので、楽天グループのサービスをよく利用する人にもおすすめ。また、楽天証券には大手ネット証券で唯一の、MT4を使うFX口座「楽天MT4」もあります。
【楽天証券「楽天FX」の関連記事】
■楽天証券「楽天FX」の特徴やスプレッド、スワップポイント、取り扱い通貨ペア数などを紹介!
▼楽天証券「楽天FX」▼
楽天証券「楽天FX」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年4月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

おすすめFX会社
link

100万口座達成!

GMOクリック証券[FXネオ]

最短即日取引可能なGMOクリック証券!

link

人気の1000通貨自動売買『iサイクル注文』

外為オンライン

当サイトからの口座申込者限定!条件達成で特別に3000円プレゼント!

人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
jfx記事 CFD口座おすすめ比較 トルコリラスワップポイントランキング
jfx記事 CFD口座おすすめ比較 トルコリラスワップポイントランキング
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る