ドイツの総選挙では波乱はなかった。そして週明けの昨日は日本が休みだったこともあり、実に静かに始まった。市場の関心はすでにアメリカの財政問題に移ったかのようだ。すでに米下院で通過した暫定予算では、上院は飲めない。オバマケアが削られているからだ。大統領も拒否権を行使すると言っている。
9月末までに法案ができないと、また政府関連施設がシャットアウトになるという事態を招く。どうせ何とか合意はするのだろうと思いながらも、やはりリスク回避の動きが強まらざるをえない。昨日のアジア時間でもややリスクオフの動きが強まった。ドル円は重く、99円台を維持するのは困難になった。
先週はクロス円が高かった分だけ、そのクロス円の下げ圧力の強さが目立った。私も134円台を脱したら、ユーロ円をどこかで売ってみたいと考えていた。欧州序盤ではさらに売り圧力は高まって、私は133.70で売っていった。ドル円も98円台にまで下がってきて、99円台に戻る力もなさそうだ。
為替相場の値動きにダイナミックさには欠けるものの、あとはニューヨーク勢が出てきて、さらなるリスク回避の動きに期待するだけだ。逆にいうと、株価が反発に向かうようであれば、そこではいったんはユーロ円のショートも買い戻しを強いられることになる。
うまい具合にニューヨークオープンの前に、すでにグロベックスセッションで米国株は下げ足を速めた。ここしばらく株の上げ相場が続いていた分、下げにはもろいようだ。ユーロ円も133.50をクリアに下回ってきた。私もストップロスのレベルを自分のコストまで上げて対処。ただ翌朝は早くから出掛けなくてはいけないので、早めに寝入りたいところ。なんとか日付の変わるまでに勝負を決したい。
ドル円はあまり動いていないが、ユーロドルがやや軟調。ユーロ円は133.30も下回ってきたので、いったんは買い戻した。すぐに私は寝てしまったが、結局は133.10あたりまで下がったようだが、133.50あたりまで戻す場面もあり、それでもずっと重い相場展開になったようだ。
今日もクロス円は重い。ユーロ円も欧州序盤こそは134円ちょうど手前まで上昇しているが、ポジション調整のような域を出ていないように見える。今週はアメリカの財政審議が第一弾のヤマ場を迎えるはずなので、リスク外しの動きに乗っていきたい。去年の11月の第3週は財政の崖のクライマックスであった。そのときに株価は急落し、年内の安値を形成した。
その記憶もまだ新しいだけに、どうせ議会で合意は得られるものと分かっていながらも、リスク回避の動きが出てくるものと思っている。今週中に暫定予算が通らなければ、政府機関のシャットアウトが予想される。そして次に来るのは債務上限の引き上げ問題である。
今晩のイベントはケースシラー指数など住宅関連と消費者信頼感だが、米政府や議会からの発言に注目したい。夜中になるので対処はしづらいが、ドル円かユーロ円のショートを作っておいて、オーバーナイトでストップ注文だけをおいておくように構えたい。少しずつ小さなポジションから始めようかな。
日本時間 16時30分
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