■イエレン氏が米FRB新議長に!
みなさん、こんにちは。
マーケットでは引き続き、米国の債務上限問題に進展はなし。
テールリスク(※)を懸念して、米株が続落。このリスクオフのマーケット環境下、本邦機関投資家の旺盛な米ドル/円の買いにより、96円台での耐性をみせた米ドル/円は、97円台を回復しています。
(※編集部注:「テールリスク」とは発生確率は低いが、発生すると巨大な損失となるリスクのこと)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 4時間足)
債務上限問題で乱高下する中、イエレン新FRB議長が決定。
イエレンFRB副議長が新議長に就任することは、マーケットでのコンセンサスでしたので、ハト派なイエレン新FRB議長決定によって、為替マーケットは米ドルの買い戻しで対応しました。
■200日移動平均線にサポートされる米ドル/円
2012年の11月から、米ドル/円は200日移動平均線にサポートされ、上昇トレンドを続けています(10月10日、本稿執筆時の200日移動平均線は、96.84円)。

(出所:米国FXCM)
今週(10月7日~)一度、ザラ場では、このラインを割り込んだのですが、クローズベースでは依然サポートされています。本稿執筆時点では、98円近くまで反発している状況です。
米ドル/円は、当面96.50円~99円のレンジを想定。注目は、米国の混乱により上値の重いNYダウの動向です。
■欧州通貨に対して急反発の豪ドル
一方、対欧州通貨でも米ドル高が進行しています。10月9日(水)のマーケットでは、ユーロ/米ドルも英ポンド/米ドルも急落。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 1時間足)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/米ドル 1時間足)
英ポンド/米ドルを筆頭に米ドル高が急激に進行する中、マーケットの話題を集めているのが、豪州中銀ウォッチャーの下記のコメント。
BARACK Obama's nomination of Janet Yellen to be the next and first woman head of the US Federal Reserve is of major significance for Australia.
Her certain confirmation to succeed Ben Bernanke at the end of January could well send the Aussie dollar back to parity and force our Reserve Bank to most unwillingly cut its official interest rate again.
(出所:Herald Sun)
豪州中銀ウォッチャーのテリー・マクラン氏が…
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