週末にオバマ大統領が、短期的な措置を含んだ法案では話し合いに応じないと発言した。それで楽観的なムードで終わった先週末とは一転、大きくリスク回避で向かって週明けのマーケットを迎えた。ドル円は下がったといっても依然として98円台。それでも98.30あたりで早朝の為替相場は推移した。私も7時から始まるグローベックスでの動向を確かめてから、ドル円でも売っていこうと決心した。
早朝のグローベックスでも米国株は大幅下落で始まった。すぐに戻るのが最近のパターンなのだが、20分経っても安値圏で張り付き。私は98.28でドル円を売ってみた。とりあえず98.50で買い戻しのストップ注文は出しているが、もちろんそこまで上がるとは思っていない。しかし政治が絡んでいるだけに、何が飛び出してくるかわからない。
早朝につけた安値を下回ることなく、アジア時間では米国株は小動きながらも値をやや戻した。ドル円も98.30を中心にした動き。ちょっと嫌な感じだ。アメリカはコロンブスデーのため休みなのだが、米国株はやっている。だから市場参加者が少ないということもあるまい。ニューヨーク勢の参入とともにドル安が進行。
ユーロドルが1.35台の後半まで買い上げられて、同時期にドル円も98.10あたりまで値を下げてきた。しかし米国株が大幅安をしている割には、いまだに98円台をキープしているのが不思議なくらいだ。確かに先週後半からの切り返しで、逃げのビッドも出てきているのだろうが、あまり株価に反応しきっていないように見えてしまうドル円である。
ドル円は98.10から98.20の間で行ったり来たり。たしかにリスクオフの形にはなっているのだが、なかなか97円台に突入しない。私は翌朝から出かける用事もあるので、早めに寝たいところ。98.25までストップレベルを落として寝たのだが、朝になると買い戻しがダンになっていた。
夜中にオバマ大統領が「上院での協議は進展している」と発言したので、一気にマーケットに安心感が広がったようだ。それによって米国株も切り返し、大きく下げていた分をすべて取り戻していた。またリード院内総務も「債務上限の引き上げは合意に近づいている」と言ったのもリスクテークを加速させたようだ。米国株は一段高し、先週末の終値まで完全回復。それにツラれてクロス円も上昇。ドル円も先週末の高いところまで値を戻すことになったようだ。
政府機関がシャットダウンしているため、いろいろな経済指標の発表が延期されている。それでも出る指標はあるものの、やはり市場の関心は経済指標から遠ざかっているようだ。米議会のほうでも先行きが依然として不透明であるのには変わりがなく、議会側からの要人発言で一喜一憂する相場展開がもうしばらく続くものと思われる。
また17日が政府の手持ち資金がなくなると言っているのだから、今日、明日に大きな妥協が図られるなどの動きがあってもよさそうなものだ。だから木曜日まではややリスクテークの方向にポジションを傾けた方がいいのではないかという気がする。
しかしどうも積極的にポジションをつくっていけるような状況ではない。むしろそれに17日に至るまでに何も出て来なかったら、それこそ週末にかけて大きなリスクオフとなるかもしれない。
日本時間 15時20分
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