■米国の債務上限問題収束で米ドル/円は99円を回復
みなさん、こんにちは。
米国の債務上限問題は、10月17日(木)を目前に事態が好転し、これでアメリカのチキンレースは大方、収束しました。
共和党の案はほとんど通らず、支持率は低下。ティーパーティーは沈黙状態です。
過去2週間、米国の債務上限問題のリスクを指摘する報道があふれる中、アメリカのテクニカルデフォルト(債務不履行)を現実視する参加者はほとんどおらず、トレンドは事態が収束した後を見据えての流れでした。
VIX指数(※)もアメリカの金利も落ち着いた動きの中、米ドル/円は99.00円まで回復。
前コラムでもご紹介したとおり、米ドル/円は96.50円~99.00円のレンジで推移しています。
【参考記事】
●豪ドルが欧州通貨に対し急反発。債務上限問題が収まれば対円、対米ドルでも反発か(2013年10月10日、西原宏一)
(※編集部注:「VIX指数」とは、ボラティリティ・インデックスの略称で、投資家心理を示す数値として利用されており、恐怖指数とも呼ばれている)

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 日足)
中長期的には円安の流れは変わりませんが、今後の米ドル/円は少し円安気味の97~100円のレンジで推移するでしょう。
■豪ドル/米ドルのパリティ回復が視野に入ってきた
注目は、これも前コラムでご紹介させていただいた、RBA(オーストラリア準備銀行[豪州の中央銀行])ウォッチャーが指摘した豪ドルです。
RBAの追加利下げが遠のいた豪ドルは、米債務問題が取りざたされている中も、じり高に推移していました。
欧州通貨に対して大きく値を上げてきた豪ドルは、今週(10月14日~)に入って対円、対米ドルでも反発。
まず、対欧州通貨であるユーロ/豪ドルは、1.4143ドルまで急落しました。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/豪ドル 日足)
対米ドルである豪ドル/米ドルは注目されるところですが、節目である0.95ドル台をついに回復し、0.9569ドルまで上昇。

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
RBAウォッチャーが指摘する、豪ドル/米ドルのパリティ(1豪ドル=1米ドル)回復が視野に入ってきました。
■200日線で上値を抑えられている豪ドル/円に注目
豪ドル/円は94.52円まで上昇。
先週(10月7日~)は米ドル/円が、200日移動平均線でサポートされましたが、今週(10月14日~)は豪ドル/円が、200日線が位置している94.72円に急接近しています。

(出所:MetaQuotes Software社のメタトレーダー)
今のところは、この200日線が上値を抑えている流れになっています。
そのため、このレベルを抜けるにはちょっと時間がかかるかもしれませんが、ハト派のイエレン氏が次期FRB議長として指名された後は、マーケットはリスクオンの流れになっており、リスクアセットである豪ドルは底固めをしながら、上値を追う展開が濃厚。
マーケットはクレジットもの(※)に対する需要が増えており、通貨では豪ドルやNZドルが選好されています。
先週(10月7日~)に続き、上値余地が拡大している豪ドル(豪ドル/円、豪ドル/米ドル、ユーロ/豪ドル)の動向に注目です。
(※執筆者注:「クレジットもの」とは、社債などの国債より利回りが高い債券のこと)
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