まず、対欧州通貨であるユーロ/豪ドルは、1.4143ドルまで急落しました。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/豪ドル 日足)
対米ドルである豪ドル/米ドルは注目されるところですが、節目である0.95ドル台をついに回復し、0.9569ドルまで上昇。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足)
RBAウォッチャーが指摘する、豪ドル/米ドルのパリティ(1豪ドル=1米ドル)回復が視野に入ってきました。
■200日線で上値を抑えられている豪ドル/円に注目
豪ドル/円は94.52円まで上昇。
先週(10月7日~)は米ドル/円が、200日移動平均線でサポートされましたが、今週(10月14日~)は豪ドル/円が、200日線が位置している94.72円に急接近しています。
(出所:MetaQuotes Software社のメタトレーダー)
今のところは、この200日線が上値を抑えている流れになっています。
そのため、このレベルを抜けるにはちょっと時間がかかるかもしれませんが、ハト派のイエレン氏が次期FRB議長として指名された後は、マーケットはリスクオンの流れになっており、リスクアセットである豪ドルは底固めをしながら、上値を追う展開が濃厚。
マーケットはクレジットもの(※)に対する需要が増えており、通貨では豪ドルやNZドルが選好されています。
先週(10月7日~)に続き、上値余地が拡大している豪ドル(豪ドル/円、豪ドル/米ドル、ユーロ/豪ドル)の動向に注目です。
(※執筆者注:「クレジットもの」とは、社債などの国債より利回りが高い債券のこと)
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