さて動かない日々が続いて、ちょっとは期待したいアメリカのGDPと明日の雇用統計。あまりにも動きが鈍い状態が続いたので、ちょっとダレていたのかもしれない。昨日のECBの利下げはビックリだった。マーケットはまったくの無警戒だ。そもそもユーロが利下げするなどというのは、一部に観測はあったものの、まったくトピックにもあがっていなかったし、要人発言でも何も示唆されてこなかった。
確かに一時期のポンドは利下げも取りざたされたが、ユーロに関してはドラギ総裁が「利下げも協議した」などと会見で話す程度だった。まあ、確かに先週に出たユーロ圏のCPIでちょっと利下げ観測が出てもいたが、まさか本当に利下げするとは、、、。そもそもドイツ株に見られるように、リスク資産はたいへん高騰している。これを低インフレが続いていると評価してよいものかどうか。本当はとても悩ましい感じがする。
ノ-ケアだったところのユーロの利下げだったものだから、ユーロの急落は避けられない。ユーロドルは1.35台だったものが1.33台まで急落。ユーロポンドも100ポイント近く落ちた。恐ろしい~。私は夏時間の習慣が取れないでいたせいで、21時半からGDPが出るものだと思って、PCの画面の前にいた。「ああ、そうだ1時間後だった」とがっかりあ、だったらついでにECBでも見ようかと思い直して、ECBの利下げの局面に遭遇できたわけだ。通常なら、たぶん見ていなかっただろう。為替レートの過激な変動を見て、それから「何かしたのではないか」といって後から相場を追いかけたことだろう。
まあ単純にユーロ売りの材料なのだから、なにかユーロ絡みでユーロショートにしたいと思った。ユーロドルの1.34割れには間に合って、そこでショートにした。マーケットにとってもサプライズであるはずなので、比較的に安心して見ていられる。すぐに15ポイントのアゲインストで買い戻しのストップ注文を置いて、しばらく様子見。1.3355あたりまでは下がったが、大きくメクリ上げられることもない代わりに、下がることもなかった。
それまではアメリカのGDPを見てから勝負しようと思っていたのに、すでにユーロドルのショートができあがってしまうと、GDPがものすごく良いものが出て、それでドル買いになってくれないかなあというマインドに変わってきた。ポジショントークである。でも逆に言うと、GDPが悪かった場合は、速攻でポジションクローズである。
GDPの結果はプラス2.8%となって、事前の予想を大きく上回った。ドルの全面高へ。ドル円は99円台までジャンプし、ユーロドルも1.32台に突っ込んだ。しかしユーロドルはすぐに跳ね返され、私も追いかけて買おうとしたが、1.3328まで買うことができなかった。買い戻ししたい意欲も強かったのだろう。その後はユーロドルがひたすら堅調。ニューヨーククローズまでには1.34台まで戻している。
ドル売りを誘ったのは、米国株の反転・下落が大きい。ユーロの金融緩和とGDPの良さで米国株は大きく上昇してスタートしたのに、その後はパッとしない。注目だったツイッター株寄りついてからは、ひたすら売りものに押されて、米国株はそのままズルズルと安値引けしてしまった。日経先物も13000円台に突入してくるとなると、確かにマーケットのムードが悪くなる。
今晩は雇用統計だ。予想では就業数が12万人くらいの増加。良いものをまったく期待していないということだ。だから悪い方向に多少ブレてもマーケットの反応は限られるだろう。もしも15万人を越えてくるなど、良い方向で勝負したほうがリターンが大きそうだ。私も雇用環境が良くなっているとは全然思っていないのだが、まあユーロドルが1.34台まで押し戻されていることでもあり、そのあたりでドルロングで攻めてみるのが面白そうだ。
日本時間 16時30分
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