金曜日はイベントの少ない日のはずであった。ドイツのIFO指数くらいだったからだ。ドル円はアジア時間の朝方に101.35まで駆け上がって、ちょっと利食い売りに押されだしての欧州入りだ。ユーロドルが前日に1.3400をクリアに割り込まなかったことで、ユーロの買い戻しが急がれている。
ユーロドルは1.34台の後半まで上がってきた。ユーロの突っ込み売りまでやろうと思っていた私にとっては、激しいショートカバーのようにも見える。結果的にユーロ円がひたすら上がってきており、136円台の中盤まで来たのだが、世界的に株高も進んでおり、リスクテークになっても不思議ではない外部環境ではある。
ドイツの景況感を見るためのIFO指数だったが、これが予想を上回った。唯一の経済指標だということもあって、マーケットは過敏に反応した。素直にユーロ買いとなったのだ。ユーロドルは一段高し、1.35台に乗せてきた。ユーロ円も一気に上げ幅を拡げ、136円台の後半まで上昇。週の前半はユーロ円のショートでも攻めていた私だったが、ここまでくれば勢いに乗ってトレンドフォローしたくなる。ついにユーロ円を136.84で買っていった。
しかしその後が良くない。ユーロ買いが一巡してしまうと、ユーロ円の上昇も止まり、ついに137円台に達することはなかった。私もすぐに逃げの態勢に移った。しばらくは私のコスト近辺の上下10ポイントくらいで行ったり来たりを繰り返していたのだが、いかにも上値が重そうに見えた。また137円ちょうどを越えてきたら買えばいいや、と考え直して、いったんは同値でポジションをクローズした。
ユーロ円はその後、小さなディップを形成したが、値崩れするには至らず。ニューヨーク時間の午後からは米国株が一段高したこともあって、そこから137円台に乗せてきた。私は既に寝てしまっていたから見ていなかったが、その後もユーロ円は137円を一度も割り込まず。米国株が歴史的な最高値を更新するのと歩調を合わせて、クロス円の強い一日となった。
さて週末に、イランとアメリカが核問題で妥結。玉虫色の合意ないようだったが、それでも中東情勢が前進したことに間違いはない。週明けの相場はどちらで反応するかが見ものだったが、とりあえず早朝のグローベックスセッションでは額面通りにややリスクテークに傾き、米国株は歴史的な高値を更新して始まった。
しかし紛争がなくなるということは、その分だけ軍事予算や核開発といった特殊な事由でもない限り認められない予算が、今後は削られる可能性も示唆している。軍産複合で成り立っているアメリカ経済にとって果たしてグッドニュースなのかどうか。時間の経過とともに株価の上値は次第に重くなってきている。これは海外市場まで見極めないといけないところだ。
日本時間 15時30分
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