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西原宏一の「ヘッジファンドの思惑」

アベノミクス第2章の2014年は緩やかな
円安相場となり、ドル/円は年末に115円へ

2013年12月26日(木)17:00公開 (2013年12月26日(木)17:00更新)
西原宏一

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■基本は米ドル高! 豪ドルは1000pips近く下落…

 対円と同じように、対豪ドルでも米ドル高は進行。2013年10月から豪ドル/米ドルは、すでに1000pips近く急落していることから、安値追いをせず、うまく戻りを捕まえたいところです。

 こちらのターゲットは、0.85ドルで変わらず。オーバーシュートして0.80ドル台前半まで下落する可能性もあります。

豪ドル/米ドル 日足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/米ドル 日足

【参考記事】
豪ドル/ドルは0.85ドルへ向けて下落中!12月雇用統計に注目が集まる理由とは?(12月5日、西原宏一)

 豪ドルと同じく、資源国通貨のカナダドルも、2014年は軟調に推移することが予想されます。

米ドル/加ドル 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/加ドル 週足

■2013年にユーロ/米ドルが堅調に推移した理由

 米ドルに対して底堅く推移しそうなのが、ユーロ。

 2013年も総じて米ドル高が予想されており、ユーロ/米ドルは軟調に推移するというのがマーケットのコンセンサスだったのですが、そうした予測に反して、ユーロ/米ドルは堅調に推移。

ユーロ/米ドル 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 週足

 この背景としては、

(1)過去数年くすぶっていたユーロ危機が沈静化したこと
(2)ユーロ危機に備えて、減少していたユーロの外貨準備が再び増加傾向にあること
(3)グローバルに「アンダーウエイト」になっているユーロの投資資金が増加傾向にあること

 が、挙げられます。

■ユーロ/米ドルは、レンジ圏での推移か。注目通貨は?

グローバルな投資資金が欧州に戻ってきていることが要因で、ユーロ/米ドルは底堅く推移しそうですが、米国経済も回復傾向にあり、ユーロ/米ドルは上値も限定的。

 結局、ユーロ/米ドルは2013年同様、ボラティリティが高まらず、レンジ圏での推移になるのではないでしょうか?

 その結果として、2014年はユーロ/円やユーロ/豪ドルといったユーロクロス(米ドル以外の通貨とユーロとの通貨ペア)が脚光を浴びるのではないかと考えています。

ユーロVS 世界の通貨 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロVS世界の通貨 週足

 あわせて、アベノミクス第2章が始まっていることから、冒頭で紹介したとおり、2014年は、日本株と米ドル/円の動向にも注目です。


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