昨日はイギリスとアメリカが休みなので、為替相場も動きそうもなかった。週末の材料としては、ウクライナの大統領選が終わって予想通りの人が当選したという結果になった。そのせいもあってか織り込み済みになってしまい、ユーロも動かない。
ドル円は東京時間の仲値決めに向けて上昇して、102円台もつけにいった。しかしだからといってストップロスの買い戻しを大きく誘発することもなく、すぐに101円台の後半に押し込まれた。その後は欧州序盤に102円ちょうどの付近まで戻したが、やはり不発だった。そしてそれ以降は101円台の後半で動きなし。
ユーロもやや上昇した。ウクライナ東部では死者もでる武力衝突が起こっているのだが、それでも大統領選挙というひとつの不透明要因が除去されたということが好感されたのだろう。ニューヨーク時間では、まったく動かず。ドル円は101.90あたりをウロウロ、ユーロドルも1.3650近辺のままだった。
ニューヨーク市場ではグローベックスのみが半日営業といえども取引されていた。その中で米国株は先週末の高値を越えてきて、いよいよ歴史的な高値も更新してきた。S&P先物は1900ポイントの大台に乗せてきた。
これは心理的な節目をブレークしてきたことでもあり、マーケットのリスクテークに弾みがつきつつある。それが本物であるかどうかは、今晩からの連休明けのロンドン勢とニューヨーク勢の動向をウオッチしなければならない。
今夜は耐久財受注、住宅指数、そして消費者信頼感指数などが出る。そのニューヨーク序盤までに米国株は高値をキープできるのかどうか。アメリカが休みの間の空中戦ということにもなりかねないので、とくにダウンサイドリスクには注意を要する。私も下向きのリスクだけに気を使いたいと思うので、とくにユーロ円の動きをウィッチしていたい。
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