昨日の欧州序盤ではドル円は107.20アラウンド。やはり先週末につけた107.39を意識した動きとなっている。それものはずで、これから結果が出るFOMCの内容によっては、ますまずドル金利の先高観が強まって、ドル高がストレートに進んでしまうかもしれないからだ。
ドル円は107円台まで上がってきたドル円相場だったが、ここにきて月曜日から水曜日の欧州序盤まで、何度も高値ブレークをトライしてきたのだが、今のところ、失敗している。チャートなどで見ると、上値の重さが目立っている形をしている。
私は早めに寝て、夜中に起きた。23時過ぎだった。ドル円はまた107.35あたりまで上がったようで、その後は利食い売りに押されている。さて、ここからドル円を買っていくわけにもいくまい。同じ買うならば、107.40をタッチしてからだ。これだけ上抜けを渋ってきたのだから、107.40アッパーには買い戻しのストップ注文も多いだろう。
そこで、まだ眠いうちに107.35で売り注文を置いておこうと考えた。レジスタンスになっているからだ。オファー注文を出そうと思ったら、いきなり上がってきた。107.40も越えてきた。私は売るどころか、ロングにしないといけないゾーンだ。買いにいったが、107.49でしか買えなかった。
日付けが変わってドル円は107.65あたりまで上昇。しかしその後が存外に伸びない。下がりもしないが、次々と買い戻しの需要にさらされるということもなかった。このままFOMCまで値が保ってくれればいいのだが・・・。いかんせん2時間以上もある。
あまり動かずに3時発表の時間を迎えた。ここは勝負である。しかし無制限にやられるわけにもいかないので、ついて欲しくはないがストップ注文を遠目に107.20で置いておく。発表の前後で上下にブレることが予想されるからだ。通常の場合であったら、先ほど越えてきた107.40で売りのストップ注文を置いておくのが常道だろう。しかし変動性が大きくなるのだから仕方がない。変動に耐えたくないならば、大きなイベントの前後ではポジションを持つべきではないとさえ思っている。
3時を過ぎると、ファーストアクションは米国債の上昇、つまり長期金利の低下、そしてドル安となった。ドル円は107.40を触ってくる。どういう声明文かはまだ文字で確認できないくらいに画面上の値段の動きに張り付いている。これだけから判断すると、「低金利を長期間にわたって維持」の文言は削除されなかったのだろう。ここがいちばん問題視されていたのだから。
しかし米国債が急激に下がってきた。この動きとともにドルも上昇してくる。とくにユーロドルの下げが激しく見えた。同時にドル円も108円台に乗せてきた。すぐに108.00で売りのストップ注文を入れて、さらなるドル円の上昇を期待した。
しかし相場がチョッピーなだけあって、すぐに売らされることとなった。それでも108円台までポジションをキープできたのは、夜中に起きて張り切ってみたことが報われたようだ。ここでゆっくりと声明文を読んだ。やはり内容はほとんど変わらず。FRBメンバーによる金利予測というものの平均値がやや上がっていたことで、ドル金利の先高観が増したようだ。
ドル円はニューヨーククローズにかけても買い続けられ、108.40あたりでもまだ買い足りないといった感じで高値圏での終了。ユーロドルも今年の安値を下回ってきている。そして今日のアジア時間でもドル買いの勢いはおさまらない。まったくテクニカルの要求通りの展開となった。ドル円は108.87まで急上昇して、一服している。スコットランドの国民投票もあり、海外市場での動きをキープウォッチ。
日本時間 16時00分
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