昨日のアジア時間で話題になったのは、香港での民主化デモの行方であった。しかし香港市場も通常にオープンしたし、デモにおいても死者が出ることもなく、混乱は見られなかった。心配されたほどのこともないということだろうか、日本株も堅調だった。
安心感を得たプレーヤーがリスクテークに励みだしたものか、東京クローズに向けてドル円も上昇。先週までの高値であった109.52を超えてきた。そして買戻しのストップ注文も巻き込む形で、今年の高値を更新。109.75あたりまで高値を広げた。
問題は海外市場にシフトしても、このリスクテークの流れが続くのかということに尽きた。欧州序盤ではユーロドルが安値攻め。これはここ半年のトレンドと何ら変わりはない。ドル買いということでドル円も上がるのかと思いきや、ドル円の上値は重たかった。
私もドル円のちょっと下がったところで、109.58とか1109.64で買ってみたりしたのだが、さっぱりうまくいかない~。5ポイントとか10ポイントで損切らされて、109.50を下回ってきた。
欧州株が安く推移しており、それにツラれてグローベックスセッションでの米国株も下げ幅を広げてきた。経済指標などのイベントが少ない分だけ、株価動向のようなリスクのあり方に振らされる度合いが高まる。やはり香港問題はクリティカルなのだろうか。
米国株は大幅安でスタートした。それと同時期にはドル円も109円台の前半までゆるんだ。なかなか単純には買えない局面ではあるが、すぐに米国株が切り返しに入った。そこで3度目の正直というわけでもないが、私もロングで挑戦。
自分のやられている値幅が基準になってしまうのは仕方がないところ。109.22で拾ったドル円は、109.38になったら手じまった。まずはロスをなくすことが優先されるので、これはこれでよしとしよう。
本日は月末。何かお化粧買いのような動きも出てくるのではないかと期待もされたが、アジア時間ではややリスク回避の方向で動いている。とりあえず109円台は割れなかった。
しかし香港の問題は本土にも影響も与えてくるかもしれないし、これまでの地政学的なリスクとは違う側面がある。今晩はアメリカのセンチメント調査くらいしか重要イベントはない。米国株の調整色が強まるのかどうか、キープウォッチしたい。
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