昨日はアジア時間で中国株が急上昇。やはり先週木曜日の利下げが効いているのだろうか、追加緩和への期待がものすごく高まってきた。株価のラリーは日本株にも波及し、日経先物は今年の最高値を更新。市場のリスク許容度が増大し、リスクテークしやすい環境になってきた。
欧州序盤ではドル円は118.60あたり。前日の117円台突入からは完全にリカバリーした格好となっている。もし前日に大きく下げた米国株などが切り返してくれれば、それを裏付けとしてリスクテークに勢いがつくだろう。しかしテクニカル的にはドル円の119円台は止められそうだ。今年の高値が控えているからだ。
海外市場での経済イベントはまったくない。だから市場の関心事は先週と同じく、原油相場の動向になる。原油価格が上がればドルは売り、反対に原油が下がればドルは買いである。そうした相関性が際立つ場面が多くなりそうだ。前日に大きく反発した原油価格だったが、70ドル台に乗せきれずにいたところで、売りそびれていたプレーヤの逃げの売りが続出のようだ。
やはり足取りは重い。私もドル円は119.13を上抜けしてからロングにしたいと思っていたが、ゆるい原油相場を見せられると、ドルを買いたくなってきた。118.88で買っていった。もちろん高値トライしても、119.10あたりではポジションをクローズする。そしてブレークしたら、もう一度のロングメークである。
すると119円台にちょっとタッチ。すぐに利食い売りが出てきた。前日に117円台まで押し戻されたという記憶も新しいところだ。私も速攻で118.92で売り払ってしまった。4ポイントしか取れず、、、。
今度はユーロドルもドル高に転じてきて、1.23台が見えるところまで迫ってきた。FEDのメンバーがドルの利上げ容認の発言をしたことで、ドル金利が短期も長期も上昇。これがドル高の背中を押したのかもしれない。ドル円は一気に119.25あたりまで上昇してきた。
私は翌日の早朝に用事かあったので、長々と相場に付き合っていられない。かといって何もしないのは悔しいので、ドル円をスモールだけロングにして、利食いは置かずにストップ注文だけ118.98で置いておいた。
その後のニューヨーク時間ではあまりダイナミックな動きはなかった。しかし今日の東京市場では再び本邦勢の円売りが出てきて、仲値きめを過ぎてもドル円は上昇を続けた。119.40ラインまできて止まった。私もここでポジションを整理した。
今晩はアメリカのADPが出る。予想が20万人から23万人の増加となっているが、これはよほど大きく外さないとマーケットには影響を与えないだろう。やはり原油相場の行方のほうが重要であろうし、歴史的な最高値に接近している欧米の株価動向も注目度は高い。
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