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太田忠
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ユーロドル今年の安値をちょびっと更新、
さらなるドル上昇には慎重にも

2014年12月22日(月)15:42公開 (2014年12月22日(月)15:42更新)
持田有紀子

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 金曜日の欧州序盤ではドル円は119円台の前半。日銀の金利会合も終わり、黒田総裁も円安はプラスだという従前の認識を繰り返したことで、さらなる円売り安心感も湧き上がってきたようだ。しかししばらくはドル円は不安定な動きを見せて、119.40を超えてきたかと思うと、すぐに119.10アラウンドまで押し込まれる。その一方でユーロドルは1.22台の後半からジリジリと値を切り下げてくる。ここまで来ると、もう今年の最安値である1.2247が視野に入る。ドル高の流れには何の変化もないのだから、後は時間の問題だろう。

 そして注目を集める原油相場は54ドル台から55ドル台でステーブル。つまりあまり動いていないのだ。火曜日につけた安値は53ドル台だから、もう目と鼻の先である。水曜日にも木曜日にも原油相場は反発した。しかし戻しは59ドル台をちょびっとつけるのが精いっぱいで、ニューヨーククローズまでには55ドル台とか56ドル台まで押し戻されている。

 やはり下サイドに行きたそうな展開だ。日足で見ると、毎日、上ヒゲの長い短い線が並んでいる。こちらもユーロドルの下抜けと同様に、時間の問題にも思えるのだが。しかしユーロドルは1.2255あたりまで攻め込んで、ニューヨークオープン間際にはショートカバー。目先は今年の最安値というのがサポートとしてワークしているようだ。

 私は早めに寝てしまったが、ニューヨーク時間ではドル買いが強まった。ユーロドルはついに下値ブレークを演じ、そのまま安値圏での終了になっている。ドル高の要因だけでなく、ユーロ売り材料もあったようだ。ドイツがECBの国債買い入れに反対している中で、それを可能にするべくECBが方法を検討しているという報道が流れたのだ。まだ具体的な措置はなにも出てきていないのに、緩和期待ということでユーロ売りの要因にもされているようだ。

 ところでマーケットに参入するには、価値を買うのか、価格を買うのかという二つの見解がある。先週のドル円のように大きく下げて、その後に元通りに戻るまでも急激な変化を強いられた相場には、それらを思い起こさせるものがある。下げているときは、理由のいかんにかかわらず、価格を追いかけているのである。実際の状況がどう進展しているのかは関係がない。

 下がっているから自分も売るのである。それが割安なのかどうかは、まったく関係がない。しかし相場が反転しないまでも、下げが一服すると、今度は価値のほうが気になってくる。先週まではもっと高いレベルを喜んで買っていたのだから、今の安いレベルは買っていけると思うのだ。

 そうなると今度は本来の価値を理由に、もっと戻るはずだという思い込みが強くなる。そして簡単に全戻しするに至るのである。もちろん戻ってきて高くなったレベルでも、今度は価格で買っている人々の買いも誘うことになる。今度は今年の最高値という実態との戦いとなる。価値は十分に満たされた。それゆえのここからの高値追いには要注意なのである。今晩はアメリカの中古住宅販売くらいしかイベントがないが、クリスマスモードで商いも少ない。


日本時間 15時20分

 

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