金曜日の雇用統計では、就業者数、失業率ともに、事前の予想を上回った。そこで最初のうちはリスクテークの勢いも強まって、グローベックスセッションでは米国株が上昇。ドルも全面高の状況となった。しかし平均時給がマイナスになってしまっていることに注目が集まり、これでは素直に喜んでいられないという見直しのステージに入った。
株価もドルもそれまでのゲインをすべて吐き出し、現物株が始まるころには前日の終値付近まで押し戻されてしまって、ドル円も119円台を割り込んできた。米国株が徐々に売りもの優勢となっていく中で、日経先物の17000円の大台割れ。途中でやや株価も戻す局面もあったが、ニューヨーククローズにかけては再び売りこまれ、米国株はほぼ安値圏で終了。ドルは全面安となって、ドル円もユーロドルも、ドルの安値圏で張り付きのまま。
今日は日本が休み。したがってマーケットが動意づくのは夕方になってからだろう。原油相場も再び47ドル台に攻め込んでいるので、リスク許容度のありようにも目が離せない。
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