昨日の欧州序盤では、ドル円は119円台の後半。またユーロドルは1.11台の後半であった。特にユーロドルの安値攻めは続いており、その戻りも鈍いことから、なかなかコストのよいユーロショートはつくれない。攻め込むのは前日の安値を下回ってきた瞬間に、突込み売りをするしか効果的にポジションを持つ機会はなさそうだ。
ユーロドルの下値、つまり前日の安値を気にしていたが、まだ30ポイント弱ほども間があるなと思って見ていたが、いきなり急落。前日の安値である1.1155を下回ってきた。私は売りのストップ注文を出して置くなどして備えていなかったので、ユーロ売りはかなり出遅れた。1.1139でしか売れなかった。
勢いに乗って売っていたものの、先ほど石敷きしていたユーロドルのレベルよりも40ポイントほども下がってしまっている。しかもこのまま下がっても今年の安値の1.1098がネクストサポートとして控えているのはいうまでもない。持ち心地が悪くなりそうだ。早くもそのような消極的な見解が自分の頭の中にめぐってきて、逃げのための買い戻しに意識が集中してしまった。とりあえずできることの手始めとして、1.1150で買い戻しのストップ注文を出しておいた。
30分以上はかかったが、ユーロの戻りはそれほどもなく、次の下げステージで1.1115アラウンドまで下げてきた。私は7ポイントで反転時期を確定するトレイルしていたので、この場での1.1122で買い戻しとなった。その後は低位安定となったが、当初、私がストップロスを置いていた1.1150はついに超えず。そのままニューヨーク時間に突入した。
ニューヨーク序盤では大きな動きはなかったが、米国株が始まってみると急激にユーロの下げが加速した。そして私も1.1098割れで売り参入。10ポイントほどで利食いしたり、また動き出してはユーロ売りに励むなどしたりして、ユーロの下げ局面を慎重にトレードしていた。
ユーロドルは1.1060あたりまでが安値となって、しばらく安値圏でもむこととなった。動かなくなったので仕方なく私も寝たが、このユーロの下げトレンドはまた翌日も楽しめるのではないかとも思って眠りについた。
東京時間の終盤でユーロドルは昨日の安値を割ってきた。ECBの金利会合とドラギ総裁の会見があるため、思惑的な動きも出ているのだろう。イギリスの金利会合も予定されている。ちょっと荒っぽい展開も予想されるが、結果そこから新たな発見はないとなると、明日の雇用統計に向けての様子見が強まると予想される。
日本時間 15時20分
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