昨日のアジア時間でもユーロドルは重たかった。朝いちで1.0823まで突っ込んで、その後の戻りは1.0850をなかなか上回ってこない。欧州序盤はそんな状態のなかで、ようやくアップブレークするかと思われるステージで始まった。アジア時間で安値を作ってしまっているのだから、そこをもう一度、下回ってくるまでは拾いやすい。
つまり作戦としては押し目買いになる。そして1.0820でショート転するように持っていけばいいだけだ。しかしそう思ってみていたら、押し目がない。まったくユーロドルを買えないままに、ゆるゆるとではあるが、上がってきた。
9日からECBは量的緩和をやるとも言っていた。それでドイツやフランスなど各国中銀が国債を買い入れしている模様だ。金融緩和ということもあってマーケットに安心感をあたえたのだろう。確かにドイツ株などはとても高くなっている。マーケットもそれで安心感をえたのか、リスクテークに傾いた。
ユーロも買い戻されて、ユーロドルは1.08台の後半まで上がってしまった。朝はあれだけ上がらなかったのに、今になってから上がってくるとは、、、そしてユーロドルは1.09台もタッチした。
しかし通常ならば、このように1.09台まで上がってくればブルになってロングにしたくなるものだが、昨日は朝からゆるいユーロしか見せつけられていなかったおかげで、買おうとは思わなかった。やはりユーロ売りを探っていこうという気に変わりはない。
すぐにユーロドルは1.0870あたりまで後退。そこでしばらくもんでいたので、次の下げはじめで私も売りこむことができた。1.0866なのでかなり出遅れ感はあるが、アジア時間で売って持っているのよりもいいだろう。とりあえずは朝の安値も意識して15ポイントの損切りと30ポイントの利食いで臨む。OCO注文もそのように出した。
でも翌朝は早い時間から出かける用事があったので早めに寝た。アメリカは夏時間入りしたので、早く始まることだし、とっとと寝るに限る。夜中には利食いも損切りもつかずだった。ユーロドルは1.0850アラウンドでニューヨーククローズを迎えており、朝の安値は下回らなかったようだ。
今朝はちょっと動いていない時間が続いたので、OCO注文はそのままにしておいた。東京時間の9時前にユーロが軟化してくる。ようやく利食いが来た。スワップポイント分も少し儲かった(笑)。依然としてユーロは重い。昨日がいったん戻したが、結局は安値圏に全戻しとなっている。東京時間にはついに安値も更新してきた。
今晩はイベントなし。ドル円はアジア時間で昨年来の高値を超えてくるほどにドル高が進んだ。ユーロドルも安値を更新している。あとは短期的な需給で動くことになるだろうが、ドルのフレッシュな高値ではストップロスも並んでいそうだ。そこは突っ込んでのドル買いが教科書的な攻め方なるし、私もユーロドルを引き続き売っていく構えでいるが、、、。
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