昨日は大注目のFOMC。アジア時間から欧州時間にかけては、為替相場はややドル安に傾いた。ドル円は121円台の前半まで垂れてきて、日付が変わる頃には120円台にも突入した。またユーロドルのほうも前日の高値に向かって上がってきて、瞬間的にはそれをブレークするくらいにまでドル安が進んだ。そして迎えたFOMC。
発表と同時に大きくドル安が進んだ。ユーロドルは1.08台にまで駆け上がり、ドル円は120円台のミドルまで沈んだ。声明文の内容が多分にハト派的なものだったためであろう。記事を読んでいる暇はないので、とりあえず私もどこかでドルを売らねば。しかしユードルもドル円も簡単に50ポイントでもドルのショートカバーが起こってしまう。
そんな激しい中では容易にドルの戻し場だからといって、売るに売れない。イエレン議長のスピーチも終わって、ようやくドル円は119.30あたり、ユーロドルは1.0800あたりのドル安水準で落ち着いてきた。これで動き出したほうについていこう!
するとまたドルが下がり始めた。私は120.23でやっとショートにしていくことができた。すぐにストップ注文を120.40で置いて、後はマーケット任せ。いちばん安いところを売りこんでいるので、誰よりも保有コストが悪く、そしてアゲインストに耐久力がない。30分ほど我慢して、ようやく120円割れも視野に入ってきた。
ああ早く119円台で利食いしたい。強くそう思いす過ぎていたせいもあって、実際に119円台に突入するとすぐに買い戻してしまった。119.95だ。しかしその後はノンストップで119.30あたりまで急落することとなった。トレードとしては、やってはいけないことをやってしまった、、、反省。
今日の東京市場では為替レートは激しく動いている。ここ何日も東京時間ではあまり動かなかったので、まるで別のものを見ているようだ。ユーロドルは1.08台の中盤だったものが1.09台まで乗せたかと思うと、昼までにズルズルと落ちてきて1.07台へ。
ドル円は119円台の後半だったものが、やはり日本人の買いに出会って120円台ミドルにまで戻してきた。今晩のニューヨーク勢の参入時までは、為替相場はチョッピーな動きを強いられることになりそうだ。
今晩は経済指標がいくつか出ることになっているが、昨日のFOMCのほうが材料として大きかっただけに、そちらのマーケットでの消化具合を確かめるほうが先決になる。ユーロドルの戻し高値は本物か、ドル円の119円台だったのは一時的なものだったのか。ドル安はもっと進んでしまうのか。それらのことを見ていかないといけない日となる。
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