イースター明けの欧州市場では、ドル買いが進んだ。欧州序盤でまずはユーロドルが100ポイントほどの下げを演じた。こうなるとドルを買いやすくなる。今日の流れはドル高だろうと多くのプレーヤーが見るだろうからだ。ドル買いがドル買いを呼び込むことを期待して、高いところでもドルを買ってくるだろう。
そして次第にドル円も堅調になってきて、120円台に乗せてもきた。私もドル円でドルロングを作って参戦することにした。いつもの通りに5ポイント、10ポイントを狙うことになってしまうが、激しく上がっていくわけでもないので仕方がない。
ニューヨーク時間になって米国株も上昇の度合いが明確になってきたので、ドル上昇のバイアスはますます強まってきた。ユーロドルもドル円も利食いにはあうものの、やはりドルの腰が強い。マーケットでのイベントが少ない中、値段だけを見たトレードが進んでいく。ナイトセッションではあるが日経先物が今年の最高値であった19730円を超えて19800円台まで上昇してきている。市場全体がリスクテークにもなっていくだろう。
私は夜中の1時くらいまではドル円の短期的なロング攻めで戦ったが、高値は120.40あたりまでだった。夕方に120円台に乗せてきたことから見ると、それほど大きくも上昇しているわけでもない。その後のニューヨーク時間では為替相場は小動きとなった。
ニューヨーククローズ間際にワシントンで大規模停電が起こったようで、米国株はそれまでのゲインを一気に吹っ飛ばした。リスク回避の行動が顕著になったためだ。為替相場ではそれが反映されていない。ちょっと気になるところ。日銀会合はコンセンサス通りになにもなかった。ドル円は119円台に失速。
今晩はこのままドル高の調整が起こるのかどうかに注目したい。ドル円の120円台の中盤には多くのオファーが並んでいるというし、ユーロドルの1.08ちょうど割れには若干のストップロスがあるものの、それでも1.07台のミドルにかけて利食いのユーロ買いの注文も並んでいるようだ。トレンドフォローを前提に取り組むのだが、スタンスはドルベアで臨もうかと考えている。
日本時間 14時30分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)