昨日はアジア時間でドル円がズルズルと落ちてきて、欧州序盤では119.60あたりまで落ちてきた。一方でユーロドルは相変わらず売り圧力が強い。確かに先週から6本連続で日足の陰線を引いている。ここで都合よくいきなり陽転すると考えるほうが不自然というものだ。攻めるならば同じく下げ方向となるのが当然である。そして1.05台の前半まで簡単に押し込まれ、今年の最安値である1.04台を視野に入れている。
私は昨日夕方から外出の用事があって、夜中まで帰れない。ユーロ売りなどに参戦したいが、画面に張り付けない状態でもあるので、差し控えることにした。帰宅した後に1.0450でも割れていたら、朝まで持ち越しベースのスモールポジションでも作ればそれでいいだろう。
昨日は海外市場でたくさんのイベントがあった。早い時間にはJPモルガンやウェルズファーゴといった金融大手の決算発表があり、決算内容は良いものが目立った。ドル円は買われて120円台に戻す局面もあった。しかしマクロ指標のほうは悪くて、特にアメリカの小売売上高が悪かった。これで急速にドル安に転じた。ユーロドルは100ポイントも反発し、下値攻めしていた短期的なポジションはほとんどメクリ上げられることとなった。
さらには米国株がオープンするとドルはさらに一段安し、ユーロドルは1.07台まで見ることとなった。つまり調整の一日となったわけだ。ユーロドルも7連続の陰線を形成することから免れた。
さて今晩もイベントが多い。やはり注目はユーロドルの動きだろう。アジア時間ではユーロ売りが出てきていて、重い足取り。再び1.06台に突入してくるようならば、そこはついていってユーロショートにして攻めたいところだ。ECBの金利会合も予定されているが、何もフレッシュなものは期待されていないので、これでマーケットが動くということはないだろう。
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