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田向宏行
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

徹夜モードに突入してのギリシャ協議、
楽観論が先行のリスク相場要ウォッチ!

2015年07月13日(月)15:34公開 (2015年07月13日(月)15:34更新)
持田有紀子

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 金曜日はニューヨーククローズ直後に、ギリシャ政府が再提案をEU側に出してきた。2日も3日も待たされて、やっとのことだ。ともかくも提案が出てきたのでマーケットは急激にリスクテークとなり、早朝のセッションでドル円もユーロドルも50ポイントほどピョンと跳ね上がった。そしてドル円は122円台に乗せてきて、ユーロドルは1.11台に乗せてきての欧州時間入りとなった。

 そのうちドル高で反応することになるのは、過去のパターンでも明らかだ。私としてはユーロドルかドル円のどちらでも良いのでドルロングにしたいと考え、ドル円のほうを選択した。夕方に122.22で買っていった。まあ、122円台を割れてきたら損切りしよう。だからそれに見合う利食いポイントは122.75アッパーだ。25ポイントのリスクを取って、50ポイントの利益を狙いにいく算用。後はどうなるかはマーケット次第。目先の細かい動きはまったく無視することにする。

 しかし先にユーロドルの伸びのほうが鮮明になってきた。ユーロドルは1.12台まで上がってきて、選択ミスかとも思われた。しかしドル円もそれほども落ちない。ユーロ円でも買いが入っているからだろう。中国株が続伸して終わったので、そちらのほうからもリスクテークへの安心感が醸し出されている。欧州株も高い。したがってリスクに敏感なクロス円が全面高になるのもうなづけるというもの。ドル円はスピードこそ遅いものの、着実に122.50に近付いてきた。

 ギリシャの削減案はかなりEU側の主張に沿ったもの。これで週末に開催されるというユーロ圏の財務相会合や首脳会合で合意が取り付けられるだろうという楽観視がマーケットをリードしている。合意が成れば、ギリシャへの資金援助も可能になるからだ。しかし1週間前に国民投票で緊縮策ノーが出たばかりなのに、それに反するような提案で妥結してもいいものだろうか。

 だったら何のための国民投票だったのかと懐疑的になってしまう。ただの政治的パフォーマンスのためだけだったのだろうか。だとしたら、ギリシャ国民が黙ってはいないだろう。マーケットはEU離脱の危機も遠のいていると歓迎しているが、もっと深刻な問題が今後は発生しそうである。

 ともかくもニューヨーク時間に入っても米国株は堅調。あまり押し目を作らないドル円の動きだったので、そのまま持っていてもよかった。しかし週末のEU会合は波乱要因でもある。日付が変わってからようやく利食い注文がダンになった。

 注目のユーロ圏の財務相会合と首脳会議だったが、長い時間をかけても結局は明確な指針を出せないでいる。ギリシャが過去の5年間で約束を守らなかったこともあり、ドイツなどはかたくなになっているようだ。それに比べてギリシャ側からすれば国民投票に逆らってまでEUに妥協を示したということで、債務減免などを求めている。予想されたことだが、双方の意見の隔たりは大きい。

 朝方は先週末のニューヨーククローズのレベルから比べると、明らかにリスクオフで始まった。しかし東京時間のランチタイム以降はやや持ち直し。株価の回復とともにドル円やユーロ円も堅調さが目立つようになってきている。15日までにギリシャに緊縮案を実行するための法制化と即時実施を求めているが、これがパスするという見方が強くなっているのだろうが、まだまだ予断は許さない状況に思えるのだが…。


日本時間 15時20分
 


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