昨日はアジア時間が118円台から120円台まで値を戻してきた。その前日に大幅安をして、ドル円は116円台の前半まで差し込んだ直後だったので、118円台まで戻ってしまうと買い戻しが自動的に入るというのも自然の流れだ。私も東京時間でもドル円をロングでしか攻めなかった。
しかしファンダメンタルズ的には何の改善もしていないのだから、根っこはこんなところでロングにしていても仕方がないと自分でも思ってはいる。ただ単に値が戻っているだけなのだ。だからそれについていくだけなのである。
マーケットに催促されるような形で、中国が金融緩和に動いた。利下げをした上に、準備率も引き下げた。そこでマーケットは好感してリスクテークの勢いが強まった。ドル円も120.30アッパーまでつけて、日中の高値を記録した。しかし昼間に戻しかけていた日本株や中国株などは、このステージでは高値を超えられなかった。
それがちょっと目先の動きに不安を与えた。私もさすがに120円台乗せ以降はドル円のロング攻めはすっかりやめることにして、ニューヨーク時間を迎えた。出てきたアメリカの経済指標では、良いもの、悪いものが並んで、マーケットには何のインパクトもなかった。
欧州株も切り上がっていたので米国株もストロングにスタートしたが、高すぎるところで始まったせいもあったのだろう。米国株はその後は利食い売りに押される一方だった。それでもドル円は119円台の後半に張り付いていたので、このレベルでは私は何もしたくないしということで、とっとと寝ることにした。
翌朝は早く起きた。4時くらい。さすがに米国株が大きく値崩れしていたので、ドル円も119円台の前半まで緩んでいた。私もドル売りで参加しようと思ったが、ちょうど119円ちょうどを割れてきた。だから速攻で118.98でショートに。
かたちはトレンドフォローのようになっているので、タイトストップで流れに乗るだけである。一方的には下がらなかったので、一撃で大きくは取れなかった。しかし差し込んでもくれたので、その差し込み地点からのトレイルをしていたら、あんまり損を出すこともなくニューヨーククローズを迎えることができた。
さて今日もマーケットは不安定な動きである。つまりプライスがとても軽い状況が続いている。株価の戻りはとても鈍く、ショートカバーも一巡したようだ。次には欧州時間でリスクオフとなる瞬間を見定めて、そこからドル円でも売りこんでいきたい。
日本時間 15時20分
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