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 昨日は中国株が大きく値上がりし、これがマーケットに安心感を与えることになった。ドル円も欧州序盤には120円台に乗せてきて、なかなか超えられなかった120.40アラウンドをトライ。確かにドルが一気にピョンと跳ね上がるというような動きにはならなかったが、ユーロドルは1.13台も割り込んできて、ドル相場は総じて堅調な地合いをキープした。

 私もドル円を120円台でロングにしたのを持っていたが、比較的に安心して見ていられた。グローベックスでは米国株も大きく上昇して、そのまま高値張り付きをしている。これが値崩れを起こさない限りは、マーケットは週初のレベルにまで戻そうとする力が働くことになるだろう。

 今週になって無視され続けてきたアメリカの経済指標だが、中国株も落ち着いてきたので、ようやく注目するだけの余地も出てきたようだ。GDPの改定値が大きく上方修正され、そのうえ失業保険の数字も予想よりも良かった。何かの材料を欲していた資本市場はそれに飛びついた。

 ドルは一段高し、ドル円もようやく120.50を超えてきた。しかし値幅はまだ小さい。私も利食いたいところだが、とりあえず米国株がオープンするまで待ってみようと考え直した。しかし米国株は高くはスタートしたものの、すぐに利食い売り先行の展開となったので、その時点で私はドル円も売り飛ばした。

 その後は参加しなかったが、ドル円は夜中に121円台にまで乗せてきている。この121円台は6月につけた今年の最高値である125.85と、今週に激下げした安値である116.04のちょうど半値戻し近辺だ。今しばらくは揉んでもおかしくはないレベルである。

 昨日は為替相場でも株価でも一日の値幅は小さくなってきた。それだけ市場が落ち着いてきたということだろう。今日は経済イベントが少ないので、注目点はテクニカルな問題、すなわちちゃんと半値よりも上のゾーンで値を保てるかどうかであろう。

日本時間 15時30分
 

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