昨日の欧州序盤では、ドル円は120円ちょうど近辺だった。アジア時間では日本株が安値引けをしたので、マーケット全体がリスク回避的に動いていたこともあって、ドル円の上値は重い。夕方から安倍首相が会見を開いていたが、そこで新三本の矢を発表した。
しかしGDP600兆円を目指すとか、ちょっとこの世離れをしたことを言っていたのでマーケットの反応は完全に無視となった。ここ20年間では一度も年間3%の成長ですらしたことがない。その中でどうやれば100兆円も経済規模を増やせるというのだろうか。
マーケットの変化は別のところから来た。19時過ぎになってドル円が下がり始めたので、何が起こったのかと思ってPC画面を探りだした。そうしているうちに欧州株もグローベックスでの米国株も大きく値を下げ始めた。前日にも結構下げているので、これ以上下げるのはさらなる材料も必要だろうと考えていたので、株価の一段押しにはノーケアだった。
それが崩れ始めたのだ。日経先物もナイトセッションで大きく下がっている。8月下旬に2万円の大台を割り込んできて以来の安値である17160円を目指す展開となってきた。完全なリスクオフだ。調べてみると専門誌においてBMWもディーゼル車が怪しいという観測記事が出ているらしい。
ついに飛び火したか、という感じだ。まあ、真相が判明するまで、ちょっとドル円も差し込みそうだ。私も119.66でドル円を売ってみた。値動きは激しくなりそうだ。戻る時もきっと速いだろう。いつでも買い戻せるように準備をしながら、さらなる下押しを待つ。
しかし大きな戻しもなく、119.50をも割り込んできた。先日もドル円は下押ししたが、あとちょっとのところで118円台に突入することは回避。したがって119円台の前半ではいったんは利食いで買い戻すことも念頭に入れてある。
頼りになるのは株価である。これが反発しない限りはドル円の買い戻しも本格的には入らないだろう。ドル円は119.30アラウンドまで下がってきてはいるものの、ニューヨーク時間に入っても株価のジリ下げは止まらない。利食い対気持ちを抑えながら、ここは我慢だ。日経先物は8月安値の17160円を下回ってきた。ますますリスク回避となってきた。
これからだなと思っていたら、23時の新築住宅のデータが出た瞬間にドル円は急上昇。結果が良かったのだからだろうが、それほど短期的なショートポジションもたまっていたのだろう。私もがもれずに買い戻させられた一人だ。
その後は米国株がもう一段安する局面があったものの、BMW側がエラーはないと抗弁したのをきっかけにマーケットのリスク許容度は回復してきた。それまでドル売り一辺倒だった為替相場も、ドルの買い戻しでニューヨーククローズを迎えた。ドル円は何のことはない、再び120円台にまで戻し切ってしまった。つまりここ最近のレンジである119円台と120円台を脱しきれなかったということである。
そして早朝にイエレン議長が年内利上げを強調した。それで朝からドルはさらに上昇している。ユーロドルは1.11台に沈み、ドル円は120.30あたりまで上がってきている。この流れが続くかどうかは夕方からの動きを確認しないといけないところだ。
日本時間 15時00分
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