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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ドル円103円台も追加緩和のあだ花、
英投票に向けますます神経質な展開

2016年06月17日(金)15:55公開 (2016年06月17日(金)15:55更新)
持田有紀子

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  昨日は日銀の会合で相場が動いた。そもそも日銀が何も政策を変更しないのは、事前のコンセンサスだったはずだ。それが予想通りだったという割には、ドル円が急落して104円台に沈んで今年の最安値をブレーク。どうしても日銀が何かやってくれると期待してのポジショニングも多かったのだろう。

 実際にそんなものがなくても、きっと苦しい人々の投げが多発するはずだということで、発表する5分前から円高傾向が強まった。フライイングである。テクニカル的にもそれまでのイヤーローを下回ってきたことも、突込み売り安心感を与えていた。

 東京クローズの後の、夕方からの黒田総裁の会見でも内容は想定通りのものだった。ここで画期的なことをしゃべるはずがない。それがわかっていても、やはり失望売りが出てくると考えるのが普通になってきている。ドル円はついに103円台に突入してきた。

 しかも戻しがない。私は昼間の会合の時は出かけていたので参加はできなかったが、目の前で104円台でステイして会見を迎えるときには、相場を前にしてもう我慢ができない。私も104円台の前半でショートをしっかりと作り、失望を待っている状態となった。

 すると急激にドル円は下落。とうとう103円台に突入してきた。随分と久しぶりのようだが、たかだか2年前までにはあったレベルなのである。ちょうど2014年の10月末の日銀の追加緩和で、ドル円も日本株も急騰を始めた直前のことである。

 考えて見れば、あの追加緩和も余計なものだった。11月になってGDPが発表されるし、しかも10%への消費増税を決定するステージだった。増税するものと考えて防波堤のつもりで追加緩和をしたのに、袖に振られた格好となったのは記憶に新しい。

 まあそれが今になってようやくレギュラライズされたというわけなのだ。とくに円高といって騒ぎ立てることもないと思って、相場に臨むべきだろう。ドル円の下げも一服した後でも、今度はクロス円の下げがきつくなってきた。ポンド円とユーロ円である。116円台まで差し込んで、まだ下げたりない様子である。

 これがドル円の反発の機会をつぶしている。ドル円の104円台への戻しは、すでに売り場になっているようだ。そしてニューヨーク時間になると、英議員の銃撃事件の話が出てきた。イギリスの混乱が増幅されるのではないかという恐れで、マーケットは一斉にリスクオフに傾いた。クロス円の一段安である。しかしドル円は夕方の安値である103.56には届かなかった。

 国民投票までキャンペーンが禁止されたり、国民投票それ自体が延期されるのではないかとの観測もたって、マーケットにはリスク許容度が回復してきた。先延ばしの効果しかないのだが、それでも目先の不透明要因は遠のいたということなのだろう。米国株は力強く切り返し、ドル円もユーロ円もニューヨーククローズに向けてショートカバー優勢となった。

 昨日のイギリスでの混乱も手伝って、今晩のマーケットは神経質な展開となろう。とくに要人発言が重視される。果たして市場に不安感を残すのか、それとも安心感がわいてくるのか。現実的には来週のスケジュールが変わろうはずもない。昨日は踏みとどまったが、ポンドの1.40台割れとか、ユーロ円の115円割れで世界が変わってしまうかもしれない。

日本時間 15時40分


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