昨日は日本が休みであったが、材料としては週末のトルコのクーデターがある。先週末のニューヨーククローズ間際で発生したクーデターだったので、十分にマーケットに消化できずに州を終わっていた。ドル円は104円台まで差し込んで、その後をやっていない。
しかしクーデターは失敗に終わって、事態が収束するとともに、マーケットをおおっていた不安感は薄らいだ。そして週明けのマーケットでは大きく反発してスタート。ドル円は105円台の中盤で始まり、リスク許容度の復活を見せつけた。またグローベックスでの米国株も大きく反発していた。
アジア時間では大きな動きが見られなかった。そのまま105円台のミドルで少しの上げ下げ。ソフトバンクがイギリスのハイテク企業を何兆円も出して買うというということでポンド円も堅調なのだが、この時期にポンドに大量投資をしなくてもとも思われるが、それは各個々人の判断だから仕方がない。ちょっと前だったら3割4割も余分にお金がかかったということを考えれば、安い買い物なのかもしれない。
ところでニューヨーク時間からは円売りがいっそう強まった。ドル円は106円台まで上がってきて、ユーロ円も117円台まで戻してきた。ドル円に限っては先週の高値である106.30が短期的なレジスタンスになるだろうし、またイギリスの国民投票の後の高値である106.63も立ちはだかっている。
ちょっとにわかに上がってきたからと言って、106.10とかを買っていきたくないものだ。積極的に売らなくてもいいが、どちらかというとそうしたレンジスタンスをバックにしたテクニカルプレイに執着したい感じだ。
米国株は連日で歴史的な高値を更新してきているが、一日の値幅としてはとても小さい日々が続いている。トレーディングハウスとしてはツラい1週間だろう。そして値幅が小さいため、出来高も少ない。株価が高いとはいえ、まったく盛り上がりに欠けているということを念頭に置いておかないといけない。
今日は朝からドル円がズルっと下がってきている。私も106円台は売っておけばよかったと後悔しているところに、東京時間にはもう一度戻ってきたので、ショートメークしたところだ。
日本時間 15時00分
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