昨日の欧州序盤ではドル円の買いが強まり、102円台に再び乗せてきた。欧州勢もリスクテークの流れに乗って、円売りに励んでいるようだった。またマーケットは材料難のため、市場参加者が何かやることを見つけ出そうとしたら、ちょっとドル円が上がりだしたので、それにチョウチンがついただけだろう。
私も102円台を少しずつ買ってみたりしたが、とても高値追いして、買い増していく気にはなれなかった。しかしそうこうしているうちに、ドル円は102.50をも超えてきた。まったく強い。
欧州株やグローベックスでの米国株も上昇が一服すると、もうドル円やユーロ円を買っていくだけの根拠が薄くなる。しかしドル円は前日の高値も超えてきているので、テクニカル面や短期的需給の面から買い戻しは継続しそうであった。よってドル円は押し目買いで攻めるしかない。
そう思って102円台の前半までの押し目を待っていても、ニューヨーク時間ではほとんど為替相場は動かず。注目がオリンピックのほうにいってしまっているのかもしれない。いよいよ夏枯れ相場になってきている感じだ。動くのはアジア時間でのリスクテークだけになってきているようだ。
今晩も経済イベントが少ない。しかるに為替相場はますます動かなくなりそうだ。ドル円は102円ちょうどを割り込まない限りは、押し目買いで臨みたいところ。101円台に突入するほど動くとは思えないのだが、もしも102円割れがあったら、その時点でショート転してみるのが面白いように思う。
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