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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

注目のTV討論会でドル円は反発、
落ち着きどころを探す展開か

2016年09月27日(火)17:04公開 (2016年09月27日(火)17:04更新)
持田有紀子

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 昨日はアジア時間でドル円は101円台をこすったが、やはり大統領選の公開ディベートを前にしてリスクをそう多くは取れないということで、マーケット全体がリスクオフに。日本株も下落に転じて、グローベックスの米国株も安い。ドル円は100円台の中盤まで押し込まれて欧州序盤を迎えた。

 昨日の欧州市場でのメイントピックはドイツ銀に関してであった。これは今年になってからずっと引きずっている問題なのだが、米司法省が巨額の罰金を科したのに対し、ドイツ政府がドイツ銀を公的支援しないと表明したのだ。それで一気に金融不安が高まった。

 ドイツ銀は求められている自己資本比率を維持できそうもないということだ。米国株も追随してリスクオフ。基本的に様子見に徹したいところだったのだろうが、市場全体でリスク回避が進んでしまえばどうしようもない。

 リスクに弱いドル円やユーロ円は安い。ニューヨーク時間ではドル円は100円台の前半まで差し込んだが、1000円割れでは先日の日本サイドのけん制もあり、なかなかに一段安しない。それでも大した反発も見られず、100円台の前半のレベルのままで安値張り付きとなった。

 今日はアメリカのゴールデンタイムに大統領選のディベートがあった。一気にドル円も下抜けするかどうかで注目を集めていた。大統領はどちらになっても、ドル円の下げ要因でしかなさそうだというにも、マーケットのコンセンサスである。もちろん1回目のトークだけで今後は決まるわけではないが、例年のように第1回目で流れは決まってしまうことが多い。

 しかし結果はあまりエキサイティングなものではなかった印象を受けた。トランプ氏のほうが大統領らしく振舞おうとしているせいか、いつもの激しい口調が少なかったように見える。

 それを反映してか、マーケットもクリントン氏が優勢のように感じたのだろうか、それまでのリスク回避の反動が出た。ドル円は100円割れ寸前で切り返し、反発。マーケットにリスク許容度が回復したようだ。

 今晩はこの討論会の結果の評論が、いろいろなメディアから出てくるだろう。それを消化して、どのレベルで落ち着くのかを見極める日となる。マーケットが感じた安心感が本物であるならば、ドル円は103円台くらいまで回復してもおかしくはないだろう。


日本時間 16時30分
 

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