昨日はアメリカが休みだったので、大きな動きは期待できない状態であった。しかし東京時間ではややリスクテークの流れが強まった。いつものことだが、アメリカがお休みだったりすると、イコール海外発で悪材料は出てこないという解釈のもと、株買いなどが進む。
そしてドル円やユーロ円などリスク性に敏感なものまで買われてしまうのだ。ドル円は112円台後半だったものが、113円台に乗せてきて、そのまま下がらないで欧州序盤を迎えた。
欧州時間ではまさしく市場参加者少なしということで、為替相場はほとんど動かなかった。グローベックスだけは取引されていて、その中で米国株はS&P指数もナスダックも歴史的な最高値を更新してきている。
多少はギリシャと債権団との交渉も楽観的にニュースもあり、薄い中での挙動だと言える。でもアメリカ自体がお休みなので、それが本物なのかどうかは休み明けでないとわからない。ニューヨーク時間ではますます小動き。ドル円もユーロドルも10ポイントレンジのままだった。
今日になって朝からリスクテークの流れが鮮明となってきた。ドル円は113円台の中盤まで上がってきて、いうまでもなく前日の高値を超えてきている。目先は113円ちょうどを底にして、堅調な地合いが続きそうである。
今晩も経済イベントが少ないが、高くなってしまっている米国株が本物かどうかを確認する作業が必要となろう。もしも反落するとなったら、その反動はかなり大きいものとなることが予想される。
ドル円ももう一度、先週末のレベルである112円台のミドルまで攻め込むかもしれない。今週を通じても材料が少ないわけだが、マーケットはトランプ大統領のツイッターでのつぶやき待ちという感じになっている。
日本時間 15時40分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)