昨日は東京時間ではドル円は108円台のミドルでステイ。今年のレンジの中では安値圏に位置する。しかし緊張感が薄れてきているのか、前日よりも市場のインタレストが少なかったようだ。
もちろん外部環境的にはフランスの大統領選やイギリスの総選挙、また北朝鮮の軍事行動など、マーケットを揺さぶる可能性の高いファクターがいっぱいある。それでもマーケットはいちいち反応しきれていない。というよりも反応するのをためらっているようでもある。
欧州時間ではドル円が少しだけ切りあがって109円台に乗せてきたが、そこには前日の高値も存在しているので、喜んで買っていける場所ではない。ドル円でロングにするならば、109.50を上抜けしてからでも遅くはない。というわけで私は109円台に乗せたところでスモールだけだが、ドル円をショートに振ってみた。
ニューヨークオープンでややリスクテーク。金融関連の企業決算が良かったためであろう。米国株も切り上げて、ドル円も109円台まで回復してきた。しかしすぐに北朝鮮の問題などが報じられると、マーケットのリスク許容度が減退。原油相場も久しぶりに3ドル級の下落も見せたので、リスクを取りにくい状況となった。
ドル円が108円台に突入はしてきたが、あまり深押しはなくて108.70あたりまで。私も小さいポジションしか持っていなかったので、利食いに回すことはしなかった。しかし今朝になって再びドル円は上方向を攻め始めた。私ももうここいらあたりでいったんはクローズしようと考え、108.83で買い戻した。
さて今晩は大きな経済イベントはない。また米議会も休み中なので、そちら側からも突発発言は出にくい環境だ。となるとまだトランプ氏が何を吠えるのかに市場の関心が集まらざるをえない。しかしそれとても、だいぶ神通力はなくなってきてはいるのだが。
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