昨日はアジア時間でもリスクオン。日本株の一段高で安心したのか、ドル円も110円台に乗せてきて、なおも上値をうかがう展開となった。
トランプ政権でのリスクの高まりを、国務長官と国防長官がそろって火消しに躍起になったからだ。つまるところアメリカも真っ当な対応を取るだろうということで、マーケットにおける地政学的リスクは薄らいだのだ。
海外市場でもリスクテークは継続した。特にアメリカの経済指標が良いものが並んだのも、それを助長した。私もドル円をロング参戦してみたが、いかんせん出遅れ感が強い。5ポイント取っては5ポイントを持っていかれたりで、うまくトレードの波に乗れなかった。
前日に米国株が買われ過ぎたこともあって、米国株は高値圏を維持するものの、利食い売りが旺盛に出てきた。結果として米国株は小動きに徹することとなり、ニューヨーク時間でのドル円の一段高はなかった。
今日は膠着感を強めそうだ。リスクテークの流れに乗ってドル円やユーロ円の高値追いもできない代わりに、下がっても先週後半からのショートのシコリが気になるところだ。ドル円は110円台でウロウロするのではないだろうか。
しかし隣の韓国の株や債券を見る限り、リスクのありようは平穏化しているどころか、リスクの高まりを示唆している。春先のカールビンソンのときよりもリスクが高いことを示している。
これは決して無視できることではないが、まだ在韓米軍の居住者に避難勧告は出ていないところから判断すると、戦争に突入するのはまだ遠い先なのかもしれない。
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