昨日は東京時間で日経先物が21000円にワンタッチ。心理的な節目なので一撃では抜けきれなかったが、それでも値幅が70円のみということで、高値張り付きの状況には変わりがなかった。これは総選挙で与党優勢が伝えられたこともあるが、海外頼みの分もある。
米企業決算が本格化してきており、昨日のニューヨーク時間でまずは大手金融が発表となった。利益は良かったのだが、貸倒引当金の積み増しが不安を誘うこととなって、株価は反落。
米国株は他にも個別の売り材料が出てきていて、米国株は軟調スタートとなった。これがドル円の上値追いにセーブをかけた。ドル円は112.50をまったく超えられないのである。
私としては112円台の後半ではぜひとも売ろう、少なくとも112.50アッパーでは一度は売ってみようと思って構えていたのに、ついに売る機会を得られなかった。結局、ニューヨーク時間ではユーロドルもドル円も50ポイントも動かないこととなった。
今日はたくさんの指標が出る。ミクロとしてはBOAとウェルズ・ファーゴの決算があり、マクロとしてはアメリカのCPI、小売売上高、そしてミシガン大学などである。金融機関の決算は昨日出たので、今日も同じような展開となるだろう。
それよりも重要なのは小売売上高である。予想ではかなり高い水準のものが期待されている。仮に悪くてもハリケーンの影響だという理由で無視されるだけだろう。
どちらかというと高い株価の、さらに高いところを買っていくだけの根拠を欲しているような動きとなるであろう。ドル円も重く見えるが、深押しはないものと思われる。押し目買いで向かう。
日本時間 16時20分
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