昨日はアジア時間ではドル円が112.60から112.70あたりで小動き。前日のFOMCが終わって、結果も予想通りだったこともあるが、ともかくも大きなイベントこなし終わったことからの材料出尽くし感からの動意薄であった。
ただもう113円台に戻ろうとする気配が感じられない。当面の買いたくて買いたくてしようのない人の買い意欲は満たせたようで、ちょっと上サイドにシコリを残した格好となった。私としてもドル円はセル・オン・ラリーで臨むつもり。
そして欧州時間にはいったが、イギリスとECBの金利会合となった。どちらも事前の予想通りで、金融政策に変更はなし。為替相場は動かなかった。マーケットを揺さぶったのは次のアメリカの経済指標であった。
小売売上高は予想を大きく上回った。それで為替相場ではドル買いで反応した。しかしドル円の戻りは113円台に乗せてはこない。これで上値の重さを確認したことにもなった。逆張りになるので大きくは持てないが、それでもポジションを作るチャンスだ。
怖いがスモールだけでも売ってみた。ニューヨーク時間ではもっとドル買いモードになるかと思われたが、112.80あたり上限にまったく伸びない。私は113.00でかいもどしのストップロスだけ置いて寝ることにした。
夜中にはルビオ上院議員が税制改革の一本化に反対の意向を表明。それが市場のリスク回避を誘った。米国株も急激に下げに転じ、ドル円も112.50を下回ってきた。税制改革の法案の可否が不透明になってきたのだ。
ドル円は112円台を割り込みこそしなかったものの、ユーロ円も下落しており、リスクオフの状態が露わになった。私は早朝に112.35で買い戻したが、依然としてドル円はベアなスタンスで構えている。
日本時間 15時30分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)