週が明けてからトランプ政権による輸入関税の問題はだいぶ和らいできて、市場はリスクテークとなってきた。昨日のアジア時間ではドル円は106円台の前半でステイ。しかしリスクオンだといっても、たかだかこの程度までしか上がっていないともいえる。
相当にドル円の上値は重そうだ。その上にユーロ円が135円アッパーから下がってくる過程でのシコリも残っていそうで、クロス円も上げは限定的なものにとどまっている。そして欧州時間に入るとドル円は再び105円台に沈んできた。
やっぱり重いのかという感じで、私も105円台でショート参戦。ニューヨーク序盤まで様子見してみたいところだった。しかし20時過ぎになって朝鮮半島の南北会談が4月にも開かれるということが伝わってきた。地政学的リスクの薄まりが意識されてマーケット全体がリスクテークとなる。
私は外で食事中だったが、ドル円が106円台に戻してきていたので、何か要人発言でもあったのかなと考えて、その時点でポジションはカットした。輸入品にかける関税に絡んだ発言かと思っていたが、北朝鮮の話だと気が付いたのは帰宅してからだった。
ポジションテークはお金儲けのためにやっているのだから、トレードは値段だけ見て判断することにしている。またこれしか自分を救ってくれないのだとも思っている。なので、これも仕方がないことだ。またポジションは作り直せばよいのだ。
今日になって朝の7時半過ぎにコーンNEC委員長が辞任するとの報が伝わった。またトランプ政権でのゴタゴタかと思われたのか、マーケットは急速にリスクオフに転じた。ドル円は106円台だったものが、105円台に再び沈む。
ちょうどグローベックスは休憩中の1時間だったので株価の動きなどは観測されなかったが、8時になってオープンしてみると、やはり米国株も急落を余儀なくされている。私はまたまたドル円を105円台でショートにしている。いうまでもなく106円台に戻ったら買い戻すほどの、軽い気持ちのショートである。
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