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太田忠
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

久々にポンドやスイスに動き、
ドル金利の先高観で強含み

2018年04月20日(金)16:33公開 (2018年04月20日(金)16:33更新)
持田有紀子

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 日米首脳会談での記者会見が終わって、当面の大きなイベントはなくなった。それでドル円も107.30から107.50までの狭いレンジをコアとする小動きに徹することとなった。為替の王様であるユーロドルも動かない。その中でも動きを示したのはポンドである。

 夜中にカーニー総裁が今年の利上げ見通しを話したが、その内容があまり利上げに積極的ではないように感じられたのである。これがドルと同じように利上げを目論んでいるだろうというマーケットの見方をひるがえした。ポンド金利の先高観は払しょくされ、ポンドは大きく値を下げた。

 一方でこれまであまり動きの小さかったユーロスイスが1.20台に乗せてきたことも、市場の話題になった。欧州や米国が完全に利上げモードに入ってきているのに対して、日本に次いでスイス中銀が金融緩和スタンスを堅持しているからだ。

 というわけで金利の動向が再びマーケットに影響を与えだしている。2月のリスク回避の流れの強まりも、ドル金利の上昇が原因であった。昨日の為替相場では主要な通貨ペアはあまり動かなかったが、米国株は敏感に反応した。

 今回のドル金利上昇をもたらしたのは、米中貿易摩擦によるところのアルミや鋼材の値上がりが要因である。それがコモディティ市場を押し上げ、結果としてインフレ期待を増幅させているのだ。いうまでもなく原油相場も高い。

 原油価格はこのところ3年半ぶりの高値圏に位置している。原材料費の高騰は、企業収益を圧迫する。だから米国株は下押し圧力を受ける。アメリカの長期金利は再度の3%乗せをうかがっている。

 またドルの短期金利は先物市場では年4回の利上げを、ほぼ8割かたまで織り込んできている。そもそも年4回の利上げをやるのが順当な「ゆっくりしたペース」なのである。なぜ年3回という見解が出てきたかというと、それは去年が年3回の利上げを行ったからである。

 ペースが同じなら今年も年3回だろうというもの。しかし去年の9月は資産購入の減額の方針を指示したものであって、やはり引き締めであり、年4回のタイトニングがあったのと同じなのである。

 だから今年も年4回が妥当なところなのだ。年に3回の利上げだとしたら、年内のどこかで6か月間も金利をいじらない期間が存在することになる。これはペースを保って利上げをすることに矛盾する。間延びしてしまうのである。ともかくもドル金利市場ではやや金利先高観が強まってきている。

日本時間 16時30分

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