昨日は欧州序盤からドル高の趨勢が強まった。そしてユーロドルは1.18台をちょろっと見るに至った。大きく値幅が動いているわけでもないのだが、フレッシュゾーンなので尊重しているという感じだ。
一方でドル円はなかなか上がっていかない。やはり週の後半に控えているイラン核合意の行方について、無関心ではいられないからだろう。中東情勢の悪化は、即、リスク回避につながるからである。
しかし夜中になってトランプ大統領がツイッターでつぶやいた。イラン核合意から抜けるかどうかを翌日の午後2時発表するというものだった。予定が前倒しされたわけである。決定が前倒しになっても構わないのは、核合意から抜ける場合だと市場は判断したのだろう。
マーケットは急速にリスクオフとなった。それまで大きく上げていた米国株も失速。ドル円も109円割れを狙う展開となった。そして前述のとおりに、そういうわけでイラン核合意の発表は、日本時間の夜中の3時となった。
今日のマーケットはそれに向けての動きとなる。3時までは多分にリスク回避の動きが強まることとなろう。3時以降は市場の反応にあわせて是々非々で構えるしかない。また世界の反応も見てみたいところでもある。
夜中までは様子見の姿勢も強まるのかもしれないが、私としてはドル円ショートで攻めたいところだと考えている。何が出てくるかわからないという不透明要因に賭けるのだ。昨日の値動きを見ても、すでに109円台の前半は相当に重たくなってきている。
ドル円のショートのストップロスは、できるならば昨日の高値のちょっと外側まで我慢したいところ。109.40で買い戻しのストップ注文が置けるように、109円台を少しずつ売り込んでいく。
もしも中東情勢の悪化が明白なほうに動くならば、ドル円は107円台くらいまで望んでもいいところだろう。そういうわけで今夜は早めに寝てしまって、夜中の2時半くらいからPC画面の前で戦闘モードに入るつもり。
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