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西原宏一_メルマガ取材記事
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

トルコ大幅利上げを一安心と反応、
クロス円全面高のカギ握るドル円

2018年09月14日(金)15:27公開 (2018年09月14日(金)15:27更新)
持田有紀子

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 昨日はトルコ中銀が想定以上の利上げを決定した。トルコのエルドアン大統領は直前まで「金利を上げるな」と主張していたので、中央銀行の独立性が保たれたことになる。それを好感してトルコリラは急上昇。

 新興国不安が減退したということになって、マーケット全体がリスクテークの状態になった。為替相場にはこのステージでの影響は少なかったが、欧州株や米国株は一段高している。トルコの短期金利が24%まで引き上げられたというが、ここまで高水準となってくると22%でも26%でも、そんなに問題があるのかという疑問もある。

 市場予想を超えたところに政治的な意味合いはあるものの、経済的には果たしてどうか。お金を工面した人は2%ポイント程度の違いで、ファンディングを諦めるかどうか。またインフレはこれを良しとしてくれるのかどうか。どうも政治に加えて、経済も「市場との対話」を重視しようとするあまりに劇場型になってきつつあるように思えてならない。

 BOEやECBの会合がかすんでしまうほどだったが、それでもECBは声明文の中で「10月までに資産買い入れを半分にする」ことと「年末までに買い入れ額をゼロにする」ことを表明している。これで量的緩和と言われてきた金融政策は、いちおうの役割を終えることになる。

 というよりも、遅すぎるくらいだ。株価は十分にリーマンショック前の水準を取り戻して、それよりか遙かに遠くの史上最高値圏まで走っているのだ。5年前に量的緩和の停止をしてもおかしくはないところだ。それほど正常化に向かうための利上げに、慎重すぎたということだ。

 しかしやるべきことをやらないでいたから、今になってアルゼンチンやトルコでとんでもない金利の世界が現出しているともいえる。副作用なのだろう。それに比べると本邦は依然として超がつくほどの低金利をやめる気配がない。

 アメリカの経済指標でCPIが低めに出た。これは前日のPPIと同じ展開を起こさせた。インフレ懸念の遠のきでドル安が進んだ。ドル円だけは20ポイントほどもドル安が進んだ後に、切り返して112円台を目指す動きとなった。

 これは株高によるリスクオンの影響であり、しかるにクロス円が全面高となった。今日は午前中にドル円が112円台に乗せてきた。これは日経平均株価が23000円台に乗せてきたのと呼応している。しかしその後はやや頭の重たい展開となっている。

 今晩はアメリカの小売売上高やミシガン大学の景況感が出る。それよりもいよいよ米国株が史上最高値まで急接近してきて、ここからがテクニカル的にも抵抗を示すかどうかが注目されている。マーケットのリスク許容度を測定したがっているのだ。それによってドル円が112円台でしっかりとできるかどうかが決まってくるだろう。

日本時間 15時30分

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