先週の金曜日は中国株が大きく上昇した。それにともなって日本株も上昇。日経先物は22820円まで高値をつけた。これは米国株も欧州株も高値トライをしている状態が継続しているので、マーケットリスクとしては順当な反応である。しかしその一方でインド株が大きく下落。これはここ2ヶ月以上も続いている調整の一環である。どちらつかずの状態で欧州時間入りはしてみたものの、序盤の買いがはけた後は利食い売りがEU優勢となってきた。
ニューヨーク時間でも米国株は場中の最高値を更新しはしたものの、買い一巡後はすぐに利食い売りに押された。BREXITの協議が依然として難航しており、メイ首相もEU側に代案を出せと言ってきている。また中国もアメリカとの貿易交渉には後ろ向きの見解を示しているので、市場全体のリスクが増大することとなった。
ドル円は112.50から112.80の間で動いているだけの狭いレンジ内に終始。リスク回避が強まったことでクロス円が下落。ユーロドルもやや軟化した。本日、米国による対中関税の第3弾が発動される予定だ。
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