昨日はFOMC、アメリカの金利会合であった。利上げはまったくの予想通りであったので、発表直後の市場の反応はドル高・株高だった。FOMCなのだから経済にとって悪いことはするはずがないだろうという毎回見られる楽観論がはじけた形だ。
しかし声明文の中には「金融政策は依然として緩和的」としていた文言が削除されたのである。これはここ10年以上も継続して出されていたメッセージだったこともあるので、ある意味では金融政策のスタンス変更とも受け取れても仕方のないことだ。
これ以上の利上げは臨みにくいということになると、それはドルを買っても仕方がないということと同じ。それで為替相場ではドル安に転じた。しかし30分後に始まったパウエル議長の会見では、この文言削除には大きな意味がないことが確認された。
それでマーケットは反転してドルの買い戻しと株価上昇につながった。しかしニューヨーククローズまでには株価が再び下落に向かい、それが市場全体にリスク回避の動きを促した。ドル円も日中の安値近辺で引けることとなった。
ともかくもFOMCメンバーの金利見通しを見ても、かなりハト派色が強いような結果となった。2020年以降は利上げがないかもしれないとの見通しだ。これにはいろいろな要因が考えられよう。過去の好況期の継続期間も10年サイクルで起こっているので、まもなく米景気もピークアウトするのではないかとの視点。
また長短金利の状況に見られるインフレ動向である。ドル金利にキャップがかかったということは今後の当面のドル相場の頭打ちを意味する可能性が高い。ちょっとドルが上がったからといって、そこからドルロングにしていく人が少なくなるだろう。
昨日は私はもっぱらユーロドルのトレードに専念した。FOMCでは大きな動きは出てこないだろうと読んでのことだ。1.17台の中盤で迎えたユーロドルも、とどのつまり大台がチェンジすることもなく、レンジ相場で終わってしまうのではないか。そう思って、上がったら売り、下がったら買い。これを繰り返していた。それほどの値幅ではないものの、結果的には予想通りの動きとなって、儲けを得ることができた。
昨日はFOMCの後では米国株が下がってリスクオフとなった。そして欧州株も中国株も時間外の取引では値を下げた。それにも関わらず今日の日本株だけがとても高い。半年ぶりの高値をつけており、今年の高値をも伺っている。これは自動車の関税がなしになりそうだという理由にもよるのだろうが、それは株買い材料というよりも売らない材料である。
しかるに日本株だけ逆行高する理由にはならない。この日本人によるリスクテークが妙にドル円を底堅くしている。当面はドル円の昨日の安値である112.65あたりでのトライアルに注目である。
日本時間 15時00分
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング) | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年10月7日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)