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西原宏一_メルマガ取材記事
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ドル・円・ユーロの明日はどっちだ!?

ブレグジット混迷で英議会は崩壊寸前!?
メイ首相は条件付きで辞任表明するも…

2019年04月01日(月)16:54公開 (2019年04月01日(月)16:54更新)
ザイFX!編集部

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■最新世論調査では、合意なき離脱賛成が全体の3割!

 果たして、国民はどう考えているのか? 最新の世論調査結果をご紹介しよう。

 英国の調査最大手、YouGov社の最新の調査結果は以下のとおり。

「合意なきEU離脱」を、どう思うか?

(1)全体

賛成:33%
反対:46%

全体の3割が、合意なき離脱でも構わないという衝撃的な結果!

 日本人にはなかなか理解に苦しむが、どうして合意なき離脱がここまで受け入れられているのかについては、2016年6月の国民投票で離脱という結果になったので、いかなる離脱の方法でも受け入れることが民主主義を尊重することになるから……と答えている模様。

【参考記事】
緊急特集:EU離脱・英国国民投票まとめ。まさかのEU離脱で世界に激震

(2)保守党支持者

賛成:58%
反対:28%

(3)労働党支持者

賛成:17%
反対:65%

 次に、スカイニュースが実施した世論調査結果

 これは、3月27日(水)に、1005人を対象としたブレグジットの世論調査結果である。

(1)英国は合意なき離脱をしてでも、EUから離脱すべきか?

すべき:35%
すべきでない:44%
わからない:20%

 やはり、ここでも3割以上の人が、合意なき離脱でも構わないと答えている。

(2)英国はEU基本条約50条を一方的に破棄し、EU残留すべき

すべき:37%
すべきでない:41%
わからない:22%

 僅差であるが、「EU残留すべきでない>すべき」という結果へ。

(3)議会で可決し承認されたいかなるブレグジット案でも、最終的には国民投票で真意を問うべき

そう思う:40%
そう思わない:35%
わからない:25%

(4)EU離脱後も、関税同盟に(恒久的に)残留すべき

すべき:34%
すべきでない:35%
わからない:32%

(5)EU離脱後も、関税同盟と単一市場に(恒久的に)残留すべき

すべき:32%
すべきでない:37%
わからない:31%

(4)、(5)がここまで僅差となったことに、私は驚いた。

(6)EU離脱後も、関税同盟に(恒久的に)残留すると同時に、EU規制を受け入れるべき

そう思う:28%
そう思わない:43%
わからない:29%

(7)英国はメイ首相のブレグジット案に従って離脱すべき

すべき:26%
すべきでない:42%
わからない:32%

■ブレグジットに進展がなければ、英ポンドの上値は重い

 ここからの英ポンドについて考える。

 ある大手米系投資銀行が、今後のブレグジットの行く末について以下の予想を立てている。

・ 合意なき離脱となる可能性 15%

・ メイ首相のブレグジット案、あるいは修正案によりEU離脱となる可能性 45%

・ EU基本条約50条の破棄、あるいは2度目の国民投票により残留となる可能性 40%

 これに対し、欧州系銀行の予想は以下のとおりである。

・ 合意なき離脱となる可能性 20%

・ メイ首相のブレグジット案、あるいは修正案によりEU離脱となる可能性 40%

・ EU基本条約50条の破棄、あるいは2度目の国民投票により残留となる可能性 25%

 何が言いたいかというと、米系銀行より欧州系銀行のほうが、「残留の可能性」を低く見ている点である。

 英国に住んでいる私も、残留となる可能性を40%とした米系の予想には驚いた

 もし残留となる可能性が高まるとしたら、解散総選挙により労働党政権となった時であろう。

 さて、ここからの英ポンドであるが、MV3でメイ首相のブレグジット案が可決されるか、IV2/IV3でなんらかのオプションが可決されるまでは、頭の重い展開とならざるを得ないと考えている。

英ポンド/円 週足
英ポンド/円 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:英ポンド/円 週足

 3月27日(水)の最初の「Indicative vote」でもっとも賛成票が高かったのが、保守党でもっとも残留支持者である「オプションJ:クラーク保守党議員案/労働党ベテラン議員案:関税同盟残留」であった。

 8票差で否決となったが、もしIV2/IV3で可決された場合、果たしてメイ首相がこの案に対し、前向きに検討するかが次の鍵となろう。

 保守党の170人が長期の延長に反対していること、そして保守党は「ブレグジット党」であることを考えると、メイ首相がこの案を正式に採用し、EUとの交渉に使うことは、現時点では考えにくい。

 もし、突如として政府が残留支持派の案を受け入れるような姿勢を示せば話は別であるが、そうでなければ、4月10日(水)の臨時EUサミットに向けて、ボラティリティーが高い状態が続き、英ポンドは頭が重い展開が続くと予想する

 万が一、議会での決定内容が悲観一色になり、英ポンド売りが炸裂する場合は、ユーロ/英ポンドでは、チャートにがついている0.8860ポンド台が最初のターゲット

 もし、それも抜けて、さらに英ポンド安が加速するような事態になれば、★★がついている0.8780ポンド/0.8800ポンド台が視野に入ってくるかもしれない。

ユーロ/英ポンド 週足
ユーロ/英ポンド 週足

※筆者作成

(編集担当/ザイFX!・庄司正高)

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