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合意なき離脱ならポンドは10~20%下落も。
2度目の国民投票は?“クーデター”の噂も!?

2018年09月17日(月)12:00公開 (2018年09月17日(月)12:00更新)
ザイFX!編集部

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「日本のBrexit報道は正確ではない!? ソフト・ハード・合意なき離脱の違いとは?」からつづく)

松崎美子さんプロフィール

■ブレグジットをめぐる「2度目の国民投票」の可能性!

 ここからは、英国で話題にのぼっているBrexit関連ニュースをお伝えしたいと思います。

 最初は、「2度目の国民投票」実施の可能性についてです。

 秋の党大会シーズンが近づくにつれ、この話題が報道される頻度が高まっています。

 9月2日(日)に放映されたBBCテレビの老舗政治ショー、「アンドリュー・マーズ・ショー」に出演した労働党の影の財務相・マクドネル氏は、「労働党が正式に支持をしているわけではないが、2度目の国民投票の可能性をまったく排除すべきではない。すべての可能性があるということだ」と発言。その後、この話題で持ちきりとなっています。

 最近では、9月23日(日)から始まる年次党大会の場で、労働党が「2度目の国民投票」について何か発表するのではないか?というウワサが出てきましたが、1点だけ不明瞭なことがあります。

 それは、ここで言う「2度目の国民投票」とは、いったい以下のうち、どちらを指しているのかということです。

(1) 2016年6月23日に実施されたEU(欧州連合)離脱の是非を問う国民投票のやり直し?

(2) 2019年3月29日に2年間の交渉を終えた直後、Brexit最終案について、国民の判断を仰ぐ形での国民投票(「People's Vote」と呼ばれている)?

■労働党は「2度目の国民投票」をダシに解散総選挙睨む?

 ちなみに、メイ首相は(1)の「2度目の国民投票」実施には断固として反対していますが、労働党は意外と乗り気だと言われています。

保守党の党首にして英国の首相でもあるテリーザ・メイ氏。労働党は、「2度目の国民投票」を議会に提出し、解散総選挙にもって行こうと企んでいる!? との話もあるが…果たして、どうなるのか。写真は2017年に撮影されたもの (C)WPA Pool/Getty Images

 その理由としては、国民投票実施法案を議会に提出し、採決を取った時、当然ですが、保守党の離脱支持派は反対票を入れます。もし、最終結果が賛成となれば、メイ首相率いる与党保守党が、大きな敗北感を味わうことは明白です。そして、国民の保守党離れが加速するかもしれません。

労働党のコービン党首は、そこで一気に、解散総選挙に持って行こうと企んでいるようなのです。

 いずれにしても、本気で新たな国民投票を行なうのであれば、時間的にかなりタイトにならざるを得ません。

 国民投票を実施するためには、議会への法案提出日から最短で約10週間ちょっと、2016年6月の時は7カ月もかかりました。そのため、本気でもう一度、国民投票をやる覚悟があるのなら、党大会は絶好の発表のタイミングとなるでしょう。

■「2度目の国民投票」の可能性が30%超え!?

 最近、無党派の社会調査機関、NatCenソーシャル・リサーチが世論調査を実施しました。

 この世論調査で「(1)2016年6月23日に実施されたEU(欧州連合)離脱の是非を問う国民投票のやり直し?」が行われた場合、残留と離脱のどちらを支持するか?を問うたところ、回答者の59%がEU残留、41%が離脱支持という結果が出ました。

 賭け屋(Paddy Power)のオッズをチェックすると、「2度目の国民投票」実施の可能性は、7月末に25%、9月3日(月)が28.5%、そして、9月8日(土)には、一気に31.25%まで上がってきています

■Brexit最終案についての国民投票(People's vote)とは?

「EUとの最終合意内容について国民投票を行なうべきである」というのが、「(2)2019年3月29日に2年間の交渉を終えた直後、Brexit最終案について国民の判断を仰ぐ形で国民投票(「People's Vote」)」のスタンスです。

 このキャンペーンは、EU残留支持政党の自由民主党が始めたもので、その後、各党の議員が賛同し、現在は、超党派で進められています。その主旨は、国民がEU離脱を選択したのだから、最終決定も国民の手に委ねるべきであるというものです。

 最近、特にこの話題が目立つ理由としては、9月中旬からスタートする各党の党大会と並行して、大手労働組合の年次大会が開催されることも影響しています。この大会に先立ち、英国でもっとも大きい労働組合が「People's Vote」の実施を声高に叫んだことにより、いち早く注目が集まってきました。

 ちなみに、現時点ではメイ首相は最終合意内容について、英国の上下両院で採決を取ることを約束しています。しかし、それ以上の約束をしない理由は、国民投票結果は合憲性に欠けるからであるとも伝えられています。

 そして、この「People's Vote」に関して問題となる点は、「最終合意内容での離脱に反対となった場合、どうするのか?」の一点に尽きます。これについての議論は、ほとんど聞こえてきませんが、私は、以下の4つのシナリオを想定しています。

 【最終合意内容での離脱に反対となった場合の4つのシナリオ】

1.英政府は、EUに対し、2年間の交渉期間の延長をお願いする
2. 英政府は、Brexitそのものを「なかったことにする」。ただし、今さらそんなことをEUが許してくれるのかについては、疑問。その場合、(最悪のケースでは)欧州憲法裁の判決に従うことになるかもしれない
3. 即「合意なき離脱」となる
4.メイ政権が取り付けた合意内容が否決されるということは、メイ首相に対する不信任票というとらえ方ができるので、解散・総選挙実施は避けられない

「交渉期間の延長」以外、どれをとっても、悲惨な状態であることに変わりなさそうです。

次ページでは、「メイ首相の進退問題」に関する話題を取り上げています!)

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