先週の金曜日はアメリカのGDPが注目であった。米中貿易の影響が心配されていたが、貿易部分が大きく改善されているのが寄与して、GDPはプラス3.2%と予想を上回った。
これで市場はリスクテークの流れが鮮明になって、米国株は史上最高値にあと一歩というところまで上昇した。日経先物も今年の最高値である22370円近くまで上昇し、そのまま高値圏で引けている。
GDPが良かった内容が貿易に偏ったことで、個人消費は設備投資の悪さはあまり目立たなかった。しかし債券相場ではそれを機敏に映し出し、長期金利はいっそうの低下を余儀なくされている。株と債権とどちらの見方が正しいのか、今週の相場の見所となろう。
ドル円はここ最近のコアレンジを逸脱していない。111.50から112.00をボックス圏として動いている。ユーロドルはようやくに下向きのトレンドが強まってきたが、動く値幅は小さいままである。勢いが足りない。
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