昨日は日銀の金利会合があったが、事前の予想通りに何もしなかった。世界的に金融緩和の方向に向かっているので、何もしないということは金融スタンスがタイトニングになっていることと変わらない。それで日銀の結果発表後はリスクオフの形でマーケットは推移した。
日経先物は朝がたに22100円まで高値をつけていたが、そこから300円近くも下落。そもそも経済のファンダメンタルズに見合っていない日本株の割高感もたいへん強まっていたのも事実なのだが。
そしてドル円は108円台をキープできずに、107円台に突入。なんとなく重そうな気配を感じて、私も次に108円台に乗せてきたらショートに振ってみようと考えていた。
夕方からの黒田総裁の会見も、通り一辺倒なものだった。しかし世界的な金融緩和の流れの中で気が大きくなったものか、「さらなる緩和については前回より前向きになった」と言って、追加緩和に理解を示す立場を明らかにした。
しかしパンパンに緩和しきっている状態で何ができるのかという疑問が残るのだが、リップサービスくらいはしてくれているという敬意は表れた。ドル円も108円台に戻してきて、私も108.03で売ることができた。
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