昨日はアジア時間でドル円のロングポジションの調整も出て、108.65あたりまで押し込まれた。このまま下げ方向でついていく気は私にはなかった。なぜならばマーケットがまだリスクテークでむんむんだからである。それがわかるのはテクニカルで素直に判断すればよい。
週足の米国株は今週の安値を形作っても、それが先週の高値を下回れないでいるからだ。マドを空けているわけではないが、株買いの需要が強いのがテクニカル的にも見て取れるのである。米国株がちょっとでも先週に存在した値段のゾーンに突入しないと、まだまだリスク調整というわけにはいかないのである。
そこで私も東京クローズ近くになってドル円をロング攻めすることにした。私自身はドル円がブルではないので、あくまでもテクニカル面に従ったポジショニングでしかない。ちょっとでも欧州株や米国株でリスク調整が出来したならば、その時点で速攻でポジションカットの運びとなる。
欧州序盤で中国政府が「米中は追加関税を段階的に撤廃していくことで合意」したという報道が流れた。それでマーケットは一気にリスクテークに向かった。日経先物はナイトセッションで300円ほども急騰し、23600円台まで見ることとなった。
昼間に日本株がほとんど動かなかったことを考え合わせると、急騰のような感じもする。ドル円も30ポイントほども上げてきて、109円台に乗せてきた。こうなると別のテクニカルである先週と今週の戻し高値というのが気になる。
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