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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

主要クロス円の反落は押し目買いの好機。
NYダウのバブルは3万ドルを超えてから!

2019年11月15日(金)16:24公開 (2019年11月15日(金)16:24更新)
陳満咲杜

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■ユーロ/米ドルの下落もあくまで途中の「押し」

 前述の見方が正しければ、目下みられるユーロ/米ドルの深い押しもあくまで途中の「押し」とみられ、今年(2019年)の安値再更新は回避できるだろう。テクニカル上の視点は昨日(11月14日)の午後配信したレポートをもって説明したい。本文は以下のとおり。

 ユーロ/米ドル 日足(クリックで拡大、11月14日14時42分配信、11月15日に再作成)
 ユーロ/米ドル 日足チャート

(出所:ひまわり証券) 

 我々はユーロの息の長い切り返しの可能性を繰り返し指摘してきた。従って、目先までの反落、基本は調整子波と見なし、1.1関門割れがあっても下値限定の公算。再度底打ちのサインがあれば、押し目買いのスタンスで臨みたい。

 具体的な根拠は前記位置づけ以外、目先の安値がすでに10月1日安値を起点とした全上昇幅の0.618押しを達成していることが挙げられる。次に、10月15日(赤矢印)罫線が「スパイクロー」のサインを点灯、同安値0.0991は目先のレートに近く、また10月前半(ブレイクされた前)における抵抗ゾーン(緑矢印)と合致、重要なサポートゾーンと化しやすいかと推測される。換言すれば、同サポートゾーンは常に相場の値動きによって証明されてきたから、今度も役割を果たす可能性が大きい。

 最後にRSIなどオシレーター系指標も総じて途中のスピード調整と示し、またすでにその許容範囲に達していることを暗示。もっとも、10月21日、10月31日高値を「ダブルトップ」と見なした場合でも、1.09後半はその指示ターゲットとなり、目祭の値動きを含め、すでに完成されたか、これから完成される確率が高いでしょう。再度底打ちのサインを待ちたい。

■主要クロス円は英ポンド/円>ユーロ/円>豪ドル/円

 豪ドルの場合、昨日(11月14日)、雇用統計の悪化を受けた急落が見られたが、同じく切り返す途中における深い押しと見なすことができ、今年(2019年)の安値更新にはほど遠い。急落があった分、回復するまで時間がかかるとは思われるが、目先、ベア(下落)トレンドへ復帰する可能性は低い

豪ドル/円 日足(クリックで拡大)
豪ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView) 

英ポンドは対米ドル、対円ともに堅調な値動きを示し、高値圏での保ち合いを維持、ドルインデックスの反落があれば、英ポンド/米ドルの続伸で、主要外貨をリードする市況が見られるかとも推測される。

英ポンド/米ドル 日足(クリックで拡大)
英ポンド/米ドル 日足チャート

(出所:TradingView) 

 こういった推測が正しければ、主要クロス円の出番やパフォーマンスも「英ポンド/円>ユーロ/円>豪ドル/円」のような市況が想定される。

 もちろん、ドルインデックスの反落とともに、米ドル/円の「底割れ」があれば、話が違ってくるが、目先の可能性は完全になくなりはしないものの、だいぶ低下し、あまり憂慮しなくてもいいだろう。

 なにしろ、前述のように、今の相場は本来の市況に戻ったばかりなので、リスクオンのムードがあってもなお初歩段階にあり、バブルにはほど遠い。また、米ドル/円の変動率からみれば、むしろ全然「足りない」ので、必要以上に悲観的な解釈は不要だ。

 それどころか、ユーロ/円、豪ドル/円など主要クロス円の反落は、出遅れたロング筋に参入の好機を提供してくれていると思う。米ドル/円の200日線を巡る攻防は、早晩ロング勢の勝利になる見通しにおいて、ユーロ/円も豪ドル/円も今の英ポンド/円のように、早晩200日線をブレイクし、また、その上に定着するだろう。

ユーロ/円 日足(クリックで拡大)
ユーロ/円 日足チャート

(出所:TradingView) 

豪ドル/円 日足(クリックで拡大)
豪ドル/円 日足チャート

(出所:TradingView) 

 市況はいかに。

(執筆13:00)

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