昨日は早朝にイランがイラクにある米軍施設を攻撃したということで、マーケットは大きくリスク回避に傾いた。ドル円は107円台に突入し、日経先物も22910円まで安値を拡げた。
しかし東京市場では落ち着きを取り戻し、どうせ戦争にはならないだろうという楽観論が先立った。そして市場のリス許容度は徐々に回復していき、東京クローズの時点では日経先物は23200円台まで値を戻していた。
イランの攻撃では死者が出ていないことが判明して、それも米軍施設の間近を狙った精密爆撃であったことから、市場には安心感が拡がった。アメリカ側の反応も心配されていたが、この状態では、アメリカの面目を保ったことになる。問題はトランプ大統領が攻撃したら3倍の報復をすると言明してしまっていたことである。
でも拍子抜けするほどトランプ大統領の声明も静かなものであった。死者が出ていないことを評価し、エスカレートを望まないとしたのだ。それで米国株は一気に史上最高値を更新。日経先物も23580円まで急上昇した。
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