週明けのアジア時間ではドル円が106円台に突入することもあったりなどして、リスク回避ムードが強烈になりそうであった。また米国債も時間外取引の中で急伸し、10年物の利回りは1.030%まで低下した。言うまでもなく史上もっとも低水準。
週末に出された中国の景況指数がショックを与えたものと見られる。日銀の黒田総裁が「適切な措置をとる」とは言っているものの、日銀のオペレーションには限界があるので当てにできない。
しかし昨日の海外市場では、おおむねリスクオンの状態となった。すでに大きく株価が世界的に下げた後でもあったので、自律反発が起こった程度のものだろう。それでも株価の上昇はマーケットに安心感を与えるには十分であった。またECBも声明を出して「何でもやる」と言っている。
今日のアジア時間は、リスクオンの状態をキープして始まった。ドル円も東京オープンと同時に108.50あたりまで上昇し、前日の高値を意識する展開となった。今日はドル円で押し目買いに入るべきかなぁと思っていたところ、午後になってG7筋からの声明ということで、協調的な利下げや財政支出については触れない方向でまとまりつつあるという話しが出てきた。
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