昨日は失望の連続であった。アジア時間の朝がたに発表されたトランプ大統領の国民向け演説では、コロナウイルス感染に関して何の具体策も示されなかった。それどころか欧州便の停止を表明するなど、GDPを下げる方向の話ししか出てこなかった。それでグローベックスセッションは早期に制限値幅いっぱいまで米国株は売り込まれることとなった。それにツラれて日本株も大幅安に。
そしてECBの金利会合も失望ものであった。さすがに今は非常時と見ているので、いくらなんでもECBは10ベーシスポイントくらいは深掘り利下げを行うものと予想された。FEDやBOEが電撃的に利下げしているのに、ECBだけ何もしないと整合性にもかかわってくる。
「マイナス金利の検証期間」などと悠長なことを言ってる場合ではないはずだ。しかし結果は政策金利に変更はなかった。確かに量的緩和のほうで若干の改善は加えられたが、それでも何もやらなかったに等しい。
それを受けてニューヨーク時間ではまたまたサーキットブレーク状態で始まった。そして再開しても売り圧力はおさまらなかった。つい先日に史上最大の下げ幅を記録したはずなのに、もう最大の下げを更新してきている。日経先物も朝がたの19000円台から急落し16500円台まで差し込んで終わっている。
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