昨日は日本が休みだった。その上、中国も春節に入ったので、アジア時間のマーケットは実に閑散としていた。マーケットが静かなのは海外市場になっても変わらなかった。ドル円もユーロドルも1日を通じても20ポイントほどの値幅でおさまった。
そうした中で高騰を続けているのはビットコインである。市場の関心が高値がどこまで行くのかにしかないものだから、余計に注目を集めて目立つのである。ビットコインは48000ドル台の中盤まで駆け上がって、過去最高値を記録した。値幅も5000ポイントほどもあるのだが、これでも小さい値動きに見えてしまうのが恐ろしい次第である。
雇用関連の経済データはあまり良くはなかったのだが、それがかえって経済対策の予算成立を後押しする材料になると持ち上げられて、米国株は上昇し、再び史上最高値を更新した。
今日もイベントが少なく、ミシガン大学の景況指数くらいしかない。やはり見るべきものは米国株の動向とビットコインの記録更新だろう。どちらもリスク許容度の増大を意味しているので、それはすぐにマーケット全体のリスクテークにつながる。
クロス円の代表であるユーロ円なんかも127円台に乗せてきて、あんまりディップを形成しないのも、そのせいだろう。むしろもっと上方向を攻めたてることになるかもしれない。
日本時間 15時00分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)