本日の為替相場の焦点は、『金融不安やリスク回避の傾向の加速』と『NY株式市場の動向』にあり。
米国の注目材料は、「バーナンキFRB議長の講演」と「9月16日分のFOMC議事録」の2つ。
当然の如く、これらの材料には注目が集まるが、それよりも焦点になりそうなのは「週明けから金融市場に台頭している金融不安やリスク回避の動向」。
一時、前日比で過去最大の800ドル以上の下落をし、大きな節目である10000ドルの大台割って終了したNYダウの動向にも大きな注目が集まる。
現在、市場の金融不安やリスク回避の動向を一番敏感に反映しているのが株式市場であり、その株式市場の動向に為替相場が一喜一憂する傾向は継続する可能性が高い。よって、株式市場の動向からは引き続き目が離せない展開が続きそうだ。
米国以外では、オーストラリアと日本の政策金利のほか、英国の鉱工業生産の発表が控える。
特に、オーストラリアの政策金利は0.50%の利下げが実施されるとの見方も強く、注目が集まっている。
金融市場の混乱がここにて加速していることもあり、大きな変動には十分に注意して臨みたい。
本日の注目材料
→米国以外
▼豪)RBA政策金利発表
▼日)白川日銀総裁■記者会見
▼英)鉱工業生産
→米国
▼米)バーナンキFRB議長の講演【経済見通しと金融市場】
▼米)FOMC議事録(9月16日分)
今週の為替相場の焦点
・金融安定化法案が成立した影響や評価
・米国の経済指標
・各国の金融政策への思惑
・NY株式市場の動向
・原油価格の動向
・金融当局者や要人の発言
・13日月曜日が日・米とも祝日となる点
・10日からのG7財務相・中央銀行総裁会合
「トルコリラ/円」のスワップポイントを比較!
⇒約30のFX口座のスワップポイントを調査
今日の重要指標 | 指標ランク | コンセン サス |
前回 発表値 |
|||||
・EU財務相会合 | ||||||||
08:01 | 英)NIESR GDP予想 | × | - | -0.2% | ||||
昼過ぎ | 日)BOJ政策金利発表 | ○ | 0.50% 据え置き |
0.50% 据え置き |
||||
12:30 | 豪)RBA政策金利発表 | ◎ | 50bp利下げ 6.50% |
25bp利下げ 7.00% |
||||
14:00 |
日)景気動向調査【速報値】 [先行CI指数/一致CI指数] |
× | 89.2% | 91.4% | ||||
100.7% | 103.5% | |||||||
17:30 |
英)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
◎ | -0.2% | -0.4% | ||||
-1.9% | -1.9% | |||||||
英)製造業生産高 [前月比/前年比] |
△ | -0.2% | -0.2% | |||||
-1.6% | -1.4% | |||||||
18:30 | 南ア)SACOB景況感指数 | △ | - | 90.5 | ||||
19:00 |
独)製造業受注 [前月比/前年比] |
△ | +0.5% | -1.7% | ||||
-4.7% | -0.7% | |||||||
27:00 | 米)FOMC議事録(9月16日分) | S | - | - | ||||
28:00 | 米)消費者信用残高 | C | +55億 | +46億 | ||||
要人発言予定 | ||||||||
15:30 | 日)白川:日銀総裁■記者会見 | |||||||
22:30 | 欧)トリシェ:ECB総裁◆講演 | |||||||
24:00 | 米)スターン:ミネアポリス連銀総裁★講演【金融危機】 | |||||||
26:15 | 米)バーナンキ:FRB議長★講演【経済見通しと金融市場】 | |||||||
|
円買いヨリも、金融安定化法案成立による影響を見極めたい
ドル買い・ユーロ売りヨリ
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)